現在、Amazon Prime Videoで先行配信中のドラマ『僕の姉ちゃん』に出演している杉野遥亮(すぎの ようすけ)さん26歳に、ドラマのこと、ご自身のことをインタビューしました。

 

順平は「イケメンじゃない」からとことん力を抜いて演じました

 

杉野遥亮(すぎのようすけ)
1995年生まれ。千葉県出身。2015年に雑誌「FINEBOYS」専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、2016年に俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ『俺の話は長い』(日本テレビ系)、『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系)、『教場Ⅱ』(フジテレビ系)、映画『春待つ僕ら』(18)、『東京リベンジャーズ』(21)、舞台『夜への長い旅路』(21)などがある。現在、Amazon prime videoにてドラマ『僕の姉ちゃん』が先行配信中のほか、10月スタートのドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)に出演する。

 


杉野さんが出演してるドラマ『僕の姉ちゃん』は、アラサーOLの姉・白井ちはる(黒木華)と、社会人1年目の弟・白井順平(杉野遥亮)が繰り広げる、ゆるくもピリリとした会話が見どころ。仕事を終えて帰宅したふたりが、好きなものを食べ、ゆるりとお酒を飲み、恋や仕事、人間関係など、人生にまつわる、何気ないけれど、核心を突く話を繰り広げる。まさに同じく仕事終わりの一杯を楽しむ人の時間のリズムによく合うドラマだ。

杉野さん演じる順平は、社会人1年目ということもあって、どこか自信がなく、それでいて純粋で信じやすい役柄。画面の中の杉野さんは、少し猫背で、可愛い男の子という印象だったが、実際に取材現場に現れた彼は、すらりとしているし(身長185㎝!)、冷静で堂々としていた。

――同じ方とは思えないくらい違っていました。

「本当ですか? そうだったら嬉しいです。監督と役に関して話し合っていたときに『順平はイケメンじゃないから』と言われました。もちろん役者をするうえで、顔がどうかは関係ないですが、そう言ってもらったことで、とことん力を抜いて演じることができたと思います。この作品は、益田ミリさんの漫画が原作。僕は先に台本を読んでから漫画を読んだのですが、順平自体の印象も原作と台本では少し違うなと思っていて。益田さんの4コマ漫画ということもあって、順平はわりと寡黙で、その内側まではわからない。でも、台本では、なぜ寡黙なのかというところまで描かれていたので、そこを解釈して、自分らしさ、僕が演じる意味を加えてきました」

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――逆に順平と杉野さんの共通点はありますか?

「僕も彼と同じく仕事を始めたばかりのときは、自分に軸がなくて、何もわからないから、周りから言われることを全部吸収している状態だった。そのときがあったから、社会人一年目でまだまだ自信のない順平の気持ちはよく理解できました。いま撮影時を思い返せば、反省点はあるけれど、順平のことを捉えることはできたんじゃないかなと思っています」

――黒木華さん演じる順平の姉・ちはるさんは何気ない会話の中でも鋭い指摘をする辛口なアラサー女性。もしもあんなお姉ちゃんがいたらどうですか?

「僕自身は弟とのふたり兄弟だし、恋愛のこととか話すことはないです。もしあの姉ちゃんが僕の姉だったら……、面倒くさいかな(笑)。だから、順平って優しいなあ、純粋だな、お姉ちゃんのこと好きなんだなあって思っていました。あと意外に彼は大人なんですよ。お姉ちゃんが出す、変な質問にも真剣に付き合ってあげるし。普通、姉弟でクイズ出したりしないですよね(笑)。ただ、僕はひとり暮らしなので、仕事から帰ってきて話せる相手がいるのはいいなと思います」
 

 


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