「目にとまる写真」を撮るための「光の使い方」のコツをご紹介します。おしゃれな写真を手軽に撮るなら、自然光が一番! 照明機材も難しい知識もいらない、気持ちのいい写真を撮るポイントとは……?

 


まずは部屋の電気を消してみよう


家の中で、人やペット、お料理、コスメ、アクセサリーなどをおしゃれに撮りたいと思ったら、まず部屋の電気を消してみてください。

蛍光灯や電球の人工的な光が、肌や食材の色をくすませ、のっぺりとした写真にしてしまうんです。

 

例えば、ペディキュアが可愛いとSNSにアップしたいとします。家で自分の足をパシャっと撮ってみます。

(A)

部屋の蛍光灯のもとで撮りました。

(B)

電気を消して、日の当たる場所で撮りました。

ブラウン系のネイル2色。どちらも同じアイテムを塗っているのですが、(A)は家にいるやや外反母趾のおばさんの裸足って感じで(まあ実際、その通りなんですけど……汗)、2色ネイルの色の違いがわかりません。

一般的な家庭や職場の電気の光は、蛍光灯は青白く、電球の色はやや黄色みを帯びて写りがちです。このため、実際の色と異なる色合いに写ってしまうことが。太陽光と家の電気など、いろんな光の色が混ざると濁って汚く写ります。

部屋の電気を消して、太陽光だけで撮った(B)のほうが実際の色に近いだけでなく、パッと見た瞬間、気持ちのよさを感じられると思います。見てほしいところにだけ、目線をいかせるため、ネイル以外のところを影にしました。

気持ちのいい写真を撮る、光の使い方をさらに具体的にご紹介していきます。

 
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