料理写真は、斜め後ろから差し込む自然光
レースのカーテン越しが最高!


家庭の電気は、天井から部屋を照らす真上からの光がほとんど。テーブルの上のものを撮影する際、テーブルの天板に電気の光が反射したり、撮影する自分の影が落ちてしまったりしますね。

自分の影が気にならず、テーブルの上のものを立体的に、気持ちよく撮るのにおすすめなのは、やや斜め後ろから日の光が差し込む位置です。

「水の入ったコップ」で比べてみます。

(A)

食卓の電気のもとで撮影。テーブルに電球の光が反射して、そこに目線がいってしまいます。また、「この人、二日酔いなのかな」「これから薬でも飲むのかな」みたいな生活感が滲んでしまいますね。

(B)

電気を消してみました。画面の右上から日の光が差し込んでいます。少しおしゃれっぽい写真になりました。

自然光はものを立体的に明るく写しとってくれるのですが、直射日光だと光が強すぎることもあります。この日は晴天だったため、(B)は光が強すぎて、白飛びしているのと、水が青っぽく写ってしまっています。

レースのカーテンをしめてみます。

(C)

光がやわらかくなりました。冷たい水のしずる感もでました。

真横(サイド光)や真正面(順光)もそれぞれメリットがあります。やや斜め後ろから当たる光は、やわらかな印象でリアルな立体感を生んでくれます。自然なテーブルフォトにとてもおすすめです。

お家の窓の位置や方位によって、机をずらしたりしながら、気持ちのいいポイントを探してみてください!

 


影を意識して遊び心のある写真に


さらにもう少し遊びのある写真を撮りたい場合は、影を意識してみるのもおすすめです。

爽やかな朝日の中、ブラインドの斜めの影をアクセントに。
日が暮れかけた時間、低い位置から差し込む光とカーテンの影で、読書していた時間経過を感じさせます。

太陽光は天候、時間や季節によっても色が変わりますから、写真の中に季節感や時間軸を感じさせることもできたりしますね。

太陽光が気持ちよく入るスポットが家の中に見つかったら、いつ、何を撮っても失敗しなくなります。光と影の変化も楽しみながら、ホームフォトスポットを使いこなしてみてください!

さて、写真術はここまで。次週からはインプット編、取材やインタビュー、メモのコツなどを解説していきます。
 


今日のBata’s Point
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イラスト/shutterstock、川端里恵

 

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