妹と甥に会うため、東京から愛知へ。言葉で伝わらないなら絵を描けばと勧められ、旅行中に描いてきたスケッチを元に絵を完成させていくアキ。その間何かにつけユウくんの話題を出すアキに妹が言った言葉とは。
漫画の中では省いているのですが、この時、妹の友達からも「ユウくんの事好きだよね。」と言われていました。
その友達の小学生の息子くんのサッカーの試合を観に行って動画をユウに送ったり、ボールを借りてリフティングの練習をしたり、食事をしているときでさえ何かに付けて「ユウが〜、ユウが〜」と言っていたんだそうです。私は記憶にないのですが……。
この時の私はずっと「好きだけど、そういう好きじゃない」と繰り返し言っていて、今思えば私が本物だと思っていた「そういう好き」の方が浅かったんですよね。惚れた腫れたは当座の内。道理でそれまでの恋愛は長続きしなかった訳です。
それを分かっていた妹が私に言った「本気で好きになってくれる人は10年にひとり」という言葉。長い婚活生活の弊害か、好きでもない人と結婚するなんて嫌だと自分の気持ちばかりにこだわり過ぎて、自分を好きになってもらえる貴重さに目を向けられなくなっていたんですね。
そう言われて思い返してみたら、付き合った人は何人かはいたけれど、私を心から好きになってくれた人は確かに20代前半にひとりだけでした。
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