甥を守りたいという想いから、ついにユウくんこそが求めていたパートナーだと気がついたアキ。それでもウジウジしていたら、シホちゃんから「いい加減にしなさい!」と怒られてしまい……

 

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アラフォーが11歳年下男子に告白!振られそうになった時に取った行動とは? _img0
 

漫画の中では深く言及していませんが、甥っ子を手に抱きふとユウの顔を思い浮かべた理由は、「子供の父親に相応しいと思ったから」ではありません。

それは「妹の子供を一緒に育ててくれそうな人」。つまり、私の子供でもなければ、自分の子供でもない、ただ私が大切だと思うものを一緒に守ってくれそうな人だと思ったからでした。

それまでの私は、「私」を大切にしてくれる人かどうかを量ってはいても、「私の大切な何か」まで大切にしてくれる人かどうかまで考えたことは無かった気がします。二人の(=自分の)子供ならそれは大切に思えるでしょうが、相手の親、兄弟姉妹、ペット、ひいては仕事や趣味、目標、宝物……。直接自分に関係のないことまでひっくるめて大切に出来るかどうか。

ユウとはただの友達だったのに、それでも違いなく彼はそれが出来る人間だと私は確信を持てました。そして、それに相応しい人でいたいと思えたから、例え振られても彼の選択を尊重したいと思えたのです。それは今でも変わらなくて、私がいないことが彼にとってプラスになるのであれば、いつでも身を引けます。

また、この事に気がついた時、一瞬で元カレへの未練が消え去りました。だって、私は彼の大切な何かまで思いやれてはいなかったから。もし一瞬でも本気で私との結婚を考えてくれた事があったのならば、逆に申し訳なく思うくらいです。

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文・漫画/久保木亜紀