発信力を上げるための「インプット上手になる」ヒントをお届けします。今日は、取材メモについてです。人の話を聞き、質問しながらメモをとるのは意外と難しいもの。ポイントをおさえたメモで、肝心なところを聞き逃さずに、効率よくレポートをまとめるコツを実践的にご紹介します。
・「アウトプット前提のメモ」と「インプットのためのメモ」は違う
・あらかじめ用意した質問から一歩踏み込む「突っ込みメモ」
・あとで調べるために使う「知ったかメモ」
・オリジナリティのあるたとえは「パワーワード」
・聞くことに集中していると、書くべきことが見えてくる
・今日のBata’s Point
「アウトプット前提のメモ」と「インプットのためのメモ」は違う
人から話を聞いて文章にまとめる、SNSやブログにあげる、出席したセミナーの内容をレポートするなど、報告する前提のメモと、自分の記憶だけのためのメモは違います。まずこの「アウトプット前提のメモ」と「インプットのためのメモ」は書き残すべきものが違うと認識するだけで、ポイントをおさえたメモのとり方ができるようになります。
今日は“アウトプットする前提で”誰かに話を聞く際のメモのコツをご紹介します。
誰かにインタビューをしたり、面談をしたり、1対1で話を聞いたことのある人は、「意外とメモをとる余裕がない!」と実感されているかもしれませんね。そうなんです。相手の言葉を聞き、相槌をうちながら、次の質問を考え、自分の言葉をまとめて……ってしていると、相手の一語一句をメモする余裕なんてぜんぜんないんです。もしずっと下を向いてメモをとったりメモをみたりしていたら、それは上手いインタビュアーとは言えません。
それじゃあどうやって記録するかというと、これはもう録音機器に頼って! スマホの録音機能で十分です。もちろんお相手に「録音させていただいていいですか」と許諾をとる必要はありますが。何らかのレポートを書くための正確な記録としては、取材者の記憶のみで記事にまとめられるより、取材される側も安心感があります。
記録を録音に頼るとしたら、なんのためにメモするのかってなりますよね。対話形式の取材のメモの目的は「話を聞くことに集中し、会話を進める」ためです。
具体的に、私が必ずメモするのは
①突っ込むための「突っ込みメモ」
②あとで調べるための「知ったかメモ」
③ぜったい使いたい「パワーワード」
の3つです。
具体的にどういうことか解説していきますね。
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