WEBで読まれやすい文章のコツをお伝えするこの連載、今日からは、文章力そのものをアップさせる秘訣をお伝えしていきます。文章が上達する人としない人の違いは、ズバリ“書き直し方”にあります。WEBエディター歴15年のバタやんが自戒をこめてお伝えする、読みにくい文章から抜け出せない人のついやってしまいがちな行動とは……。

文章が上達する人、しない人。自信がある人ほど陥りがちなツギハギ修正の罠_img0
 


文章は少しずつ上手くなるものじゃない


私は、雑誌編集部のWEB担当として、新人編集や若手ライターの原稿をたくさんみてきました。また、タレントや料理家、アーティストなど、執筆活動が本業ではない方のWEB連載やブログを編集者として担当することもあります。

 

文章に自信がない、長い文章を書いたことがないと言っていた人でも、ブログ執筆を続けているうちにぐんぐん文章が上手くなる人もいれば、逆もしかり……。いつも面白いトピックスを取り上げているのに、いまいち読みにくいなあ〜という文章から抜けられない人もいます。

いろんな人の文章の上達ぶりをみてきて、文章ってちょっとずつ上手くなるものじゃないと気づきました。坂道を登るように徐々に上達していくのではなくて、段差の大きい階段を登るイメージです。何かをつかんだ、とか、筆がのってきたみたいな感覚です。ぐんとステージが変わる瞬間があるんです。

文章が上達する人、しない人。自信がある人ほど陥りがちなツギハギ修正の罠_img1
 

文章が上手くなる人と上手くならない人の違いは、自分の文章を自分で捨てられるか否かにかかっていると感じています。どういうことか具体的に説明していきますね。