目の前にいる相手の「今」と向き合って


ネネさん、とても詳しく言いにくいことも伝えてご相談くださりありがとうございます。ネネさんが包み隠さず打ち明けてくださったので、私もネネさんの幸せのために素直にお伝えさせていただきますね。

まず、素敵な男性とお付き合いしたいと本気で考えていらっしゃるならば、男性を恋愛経験でジャッジするのはやめましょう。今のネネさんは、「お相手の過去」という見えない敵を相手に、独り相撲をしています。

 

人は誰にでも過去があり、過去の経験が「今」を形作っています。恋愛も含めて、経験は人生の宝。その人だけの特別なものですから、フェアかそうでないかは、誰もジャッジすることはできません。

それに、「交際歴ゼロ」の男性なら「恋愛した経験」がないかというと、これもそうとは限りません。初恋の相手を何十年も引きずっていたり、恋ではないけれど、お母様が理想の女性と考える男性もいるでしょう。お相手の恋愛観や人柄を、交際歴の数だけで量り知ることは不可能です。交際人数を申告された方も、「少ないと怪しまれるかも」と思い嘘をついている可能性もあります。それは、本人にしか分かりません。

そう考えると、自己申告の交際歴や恋愛遍歴は、重要な情報のようであまり“アテにならない”とも言えませんか?

ネネさんが見定めるべきは過去ではなく、目の前にいるお相手の「今」です。どんな言動をする人か、どんな笑顔を見せてくれる人か、問いかけにどう答えてくださる人か――。少しずつでもいいので、相手の「今」を素直に見つめ、受け入れる練習をしてみてください。

目に見えない存在も恋敵とみなすのならば、ネネさんの条件にかなう男性は、世の中に「ほぼいない」ことになってしまいますよ!