更年期の不調がひとつ改善すると、
他の不調もよくなることがあります

 

更年期の不調は、ひとつだけでなく、ほてりに、汗に、不眠に、イライラに、などといくつも重なって起きることが多いものです。ただ、こういった不調は、ひとつ改善すると、他の不調もよくなることがあります。

 


更年期の不眠と、のぼせ・ほてり・汗、うつは関連している


更年期になると、なかなか寝付けなかったり、寝ても途中で起きてしまったり、まだ寝ていたいのに朝早く目が覚めてしまうというような不眠の悩みを訴える人が増えます。
それとともに更年期には、エストロゲンの減少によって、ほてりやのぼせや多汗などの症状が起きやすくなりますが、実は、これらの症状が不眠と深く関わっていることがわかっています。
ほてりやのぼせにより寝汗をかくため、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めやすくなったりして熟眠感を感じにくいのです。

つまり、エストロゲンの減少からくる更年期の不調が、寝つきの悪さや中途覚醒などの不眠の原因になり得るということです。

 

また、更年期にはうつなどのメンタルの不調も出やすくなりますが、これは不眠によって精神状態が不安定になることが大きく影響します。

このように、睡眠のトラブルと、ほてり・のぼせ・多汗と、更年期特有のうつ状態という3つの症状は深く関わり合っていて、同時に起こりやすく、女性のQOL(生活の質)を下げてしまいます。

 
  • 1
  • 2