いよいよ現地時間12月9日に配信スタートするSATCの続編ドラマ「And Just Like That…」。トレイラー画像がついに公開に!

降板となったキム・キャトラル演じるサマンサ抜きの3人でのブランチ風景や、キャリーとビッグのラブラブシーンなど、ワクワク感を煽る映像がギュッと詰まったトレイラー映像。

 


このドラマは、アメリカではHBO Maxで配信され、全10話完結で毎週火曜に一本ずつの公開となる予定。ヒロインのキャリーとミランダ、シャーロットのほか、キャリーの夫のMr.ビッグ、元彼のエイダン、ビッグの2番目の元奥さんのナターシャ、そしてミランダの夫のスティーブなどの懐かしい顔ぶれが大集結。

主役の仲良し3人組が撮影で再会! 嬉しいことなのですが、サマンサがいないことがどうしてもファンにはさみしく感じてしまいます。
 

続編では新たな恋が描かれるとのことですが、一応Mr.ビッグとの結婚生活は続いているようで、ホッ。やっぱりキャリーの横にはビッグがいて欲しい!
 

長年、SATCの衣装を手がけたスタイリストのパトリシア・フィールドは、現在リリー・コリンズが主演を務めるNetflixの人気ドラマ「エミリー・イン・パリ」のシーズン2撮影中のため、今作はSATCでパトリシアと共に働いたモリー・ロジャースが担当。そして新たに、有色人種やLGBTの登場人物が加わり、より現代に相応しい、ダイバーシティに富んだ内容になるとのこと。言われてみれば、放送当時はN.Y.に30過ぎのイイ男はいないとか、結婚したら夏は毎週末ハンプトンの別荘に行くのが勝ち組とか、かなり古くてコンサバティブな価値観のマンハッタンの恋愛市場で、アラサーのキャリーたちは奮闘していましたよね。彼女たちの恋愛観が50代になりどんな風に変わったのかを見るのが楽しみです。

おそらくセントラル・パークであろう公園でブランチを楽しむ3人。キャリーがひっつめた髪の毛に白髪が混じっているのですが、若作りせずにエイジングを受け入れている姿にとても好感を持ちました。写真:REX/アフロ

また、劇中では新型コロナウイルスのパンデミックがマンハッタンに及ぼした影響も描かれると、キャリーを演じるサラ・ジェシカ・パーカーがインタビューで明かしています。「友達と会えなくなって、友情はどのように変わったのか。それを脚本家たちが調べ上げて物語にすると、私は信じているわ」。

キャリーたちと同世代である私たちアラフィフも、あのドラマ放送時からキャリーたちと同じように歳を取り、人生で様々な経験を重ねて来ましたよね。私個人の話で言えば、お気楽だった30代からアラフォーになった途端、離婚を経験し、働いていたファッション誌が休刊になったため、ファッションエディターから読み物ライターに転向する、というような大きな変化がありました。

つまり、それぞれのこの23年間の想いを胸に観ることになる「And Just Like That」。号泣は必至という予感が、今からしています……!
 


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