先日、ハリウッドでグレイヘア・ムーブメントが起きているという話をご紹介しましたが、長年「若さ」が崇拝されてきた業界に今、変化が起きつつあります。

以前お伝えしたように、アラフィフ女性たちのファッションアイコンであるサラ・ジェシカ・パーカーが、SATCの続編ドラマ「And Just Like That…」でキャリーを演じる際も白髪を隠さずに登場しているのはその象徴であり、金字塔となるであろう出来事と言えます。

「And Just Like That…」撮影風景より。写真:REX/アフロ

今まで私たちはドラマや映画の中からでさえも、「女性がセクシーで魅力的でいたいのならばシワやシミや白髪は隠し、年齢に抗うこと」というメッセージを受け取り続けていたのですから。

 

このサラ・ジェシカの加齢を隠さない勇気に対し、インスタグラムで賞賛を贈ったのは、56歳の元スーパーモデル、ポーリーナ・ポリスコヴァ。


「私はサラ・ジェシカ・パーカーの写真をメディアで見かけるたびに、感謝しているの。『ありがとう、ありがとう!』、ってね。私と同年代の誰かが、私と同じような外見をしている。私は鏡の中の自分に、シワやたるみや髪の根元の白髪をみつけるけれど、それを気に入っているわ! 私の象徴! 彼女は私に、歳を取ることはおかしなことではないと感じさせてくれるの。なぜって彼女はファッショナブルで美しくて、スタイリッシュだから。私と同じように歳を取っていてもね。彼女は素晴らしく見えるわ」。

ポーリーナはまた、これは加齢について自分とは違った意見を持つ人々を軽視するものではない、と注釈も添えています。

 
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