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赤ちゃんの頃から愛犬とご一緒で、動物が大好きに【愛子さまの20年】

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2021年12月1日に20歳の誕生日を迎える愛子さま。これからは成年皇族としてご公務に携わるようになります。愛子さまらしくお幸せに歩まれますように、今後をあたたかく見守りたいものです。

思えば20年前、愛子さまのご誕生は、雅子さま、現在の天皇陛下、上皇ご夫妻はもちろん国民に大きな幸せをもたらしました。愛子さまご成人を記念して、ご家族で歩まれたこれまでの日々を振り返ります。

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愛子さまが生後8ヵ月のころ、陛下(当時は皇太子さま)と雅子さまは、静養のために栃木県那須町の那須御用邸に行かれました。

JR那須塩原駅では、約1000人もの人々が愛子さまを出迎えました。熱烈な歓迎ぶりに、愛子さまははじめはきょとんとされていましたが、雅子さまに促され、モミジのようなかわいらしい手を振って、町の人たちに応えます。その愛らしいしぐさに、人々は感嘆の声を上げるのでした。

このときの静養には、東宮御所で飼っている愛犬のマリとピッピもお供していました。散歩のときには、愛子さまは犬たちに笑いかけ、しきりに手を振ってサインを送ったりして、いっしょに遊ぶのでした。

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生後8ヵ月の愛子さまは御一家で、ご静養先の須崎御用邸へ。愛子さまの愛らしい笑顔、そしてご夫妻の嬉しそうな表情に心が和みます。2002年8月25日、JR東京駅にて。写真/The Asahi Shimbun/Getty Images

普段、マリとピッピは東宮御所のある赤坂御用地で雅子さまの朝の散歩のお供をしています。

 

マリとピッピは、陛下と雅子さまがご結婚された年に赤坂御用地に紛れ込んできた犬が生んだ子犬でした。10匹の子犬が産まれ、8匹は欲しがった職員たちにあげ、一番小さかったオスとメスを、雅子さまが手元に残されて育てられたのです。オスをピッピ、メスをマリと名づけられたのは、雅子さまでした。

陛下がジョギングをするときには、雅子さまは自転車で伴走。このときも、マリとピッピは一緒です。

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愛子さま19歳のお誕生日に。愛犬の由莉(ゆり)は獣医を通して紹介された保護犬だそう。写真/宮内庁提供

「皇太子殿下も大変かわいがっておりまして、毎日の生活がなごやかなものになっている気がします。……(皇太子さまがジョギングする際に)犬はちゃんと走ってお供するんですけど、私は自転車でお供します。じつは犬の方がより多くのお供をしているんです。犬たちもすっかり大きくなりまして、運動もかなり必要ですので、なるべく日々の日課として自転車で、また歩いて連れていくようにしております」
雅子さまは1998年の誕生日会見で、こう話されています。

さらに、
「夫婦げんかは犬も食わぬと申しますが、けんかのタネはよく拾って食べてくれます」
と、ユーモアたっぷりにつけ加えられたのです。

犬は安産の象徴。この記者会見の3年後、犬たちがその役割を果たしたかのように、健やかな愛子さまがお生まれになったのでした。そして、生まれたときから犬と一緒に過ごされていた愛子さまも、ごく自然に動物好きになられたのでしょう。

(つづく)

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愛子さま17歳。2019年8月、10日間のご静養のため那須へ。天皇陛下の即位後初めての那須でのご静養で、愛子さまは「高校生活最後の夏休みを満喫したい」とお話になりました。写真/The Asahi Shimbun/Getty Images

 

【秘蔵写真】ご一家で仲睦まじく……かわいらしい愛子さまの成長ぶり
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①写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
②写真/ロイター/アフロ
③④写真/宮内庁提供
⑤写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
⑥⑦写真/AP/アフロ
⑧写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
⑨⑩写真/JMPA・小学館
⑪写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
⑫写真/JMPA/新潮社
⑬⑭写真/JMPA/講談社
⑮⑯写真/JMPA/光文社
⑰⑱⑲写真/The Asahi Shimbun/Getty Images


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/高木香織


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