ステイホームにより、ふたたび火がついたと言われる韓国ドラマブーム。その中毒性の高さゆえ、ストーリーにハマるのはもちろんですが……なんと言っても女性を魅了するのは、見目麗しき韓国俳優たち。
当記事は、韓国料理エッセイストでもあるライター・小澤サチエが、韓国俳優たちのファッション事情を語ります。
韓国ドラマを見ていると、年齢不詳の女優たちが多く登場します。年齢を重ねるにつれてますます美しく輝いていく女性の姿を見ると、自分までパワーを貰い、年を取ることがポジティブに感じられますよね。
今年ヒットした韓国ドラマの中にも、美しいアラフィフの女性が活躍した作品がいくつかありました。美貌だけでなく、彼女たちのファッションも素敵で、大人の女性ならではの着こなしに、本当に憧れてしまいます。
2021年大活躍した二人のアラフィフ女優を、ファッションとともにご紹介します。
もうすぐ50歳には絶対見えない……驚愕の童顔美女
最初に紹介するのは、『結婚作詞 離婚作曲』で注目を浴びたパク・チュミ。現在49歳です。
私が最初に彼女を知ったのは、ドラマ『私のIDはカンナム美人』でチャ・ウヌの母親役を演じた時でした。大学生の母親役を演じるには若すぎない……？ と違和感を抱いて年齢を調べたところ、アラフィフだと知ってひっくり返りそうになったことを覚えています。（30代かと思っていました……）
韓国でも「最強の童顔美女」と言われているそうですが、ファッションも要注目。
ピンクのエルメス・ミニケリーがキュート
こちらは今年大ヒットしたドラマ『結婚作詞 離婚作曲』の衣装。本当に49歳には見えないですね……。
CHANELのジャケットワンピースにエルメスのケリー20を合わせ、ミニ丈でも上品なコーディネートに。ハイブランドの超上質なアイテムも難なく着こなせるのは、大人の女性ならではの強み！
『結婚作詞 離婚作曲』で演じたのは、「妻となっても母親となっても女として完璧でありたい」というこだわりを持っている役。そのため、どの衣装も彼女のパーフェクトな美しさを強調するようなものばかりでした。
Diorのロゴが光る、シンプルなトレンチコートの着こなし
フェミニンなラインと足元まで届くロング丈が、洗練された印象のトレンチコート。足元はブーツ、肩にDiorのバッグを合わせ、落ち着きのあるシンプルなコーディネートですが、Diorのロゴがアクセントに。
ところでこの画像、2018年のドラマ『私のIDはカンナム美人』の打ち上げパーティーの時のものなんです。つまり他の画像よりも数年前なのですが、現在のパク・チュミの方が、若々しく輝いて見えるのは気のせいでしょうか。キャリアの好調ぶりが、彼女の美貌にますます磨きをかけているのかも？
貫禄がカッコいい！48歳の“媚びない美女”
二人目は、財閥系サスペンスドラマ『Mine』に出演していたキム・ソヒョン。現在48歳で、彼女もアラフィフの美女です。
パク・チュミの年齢不詳的な美貌とはまた別の魅力があり、アラフィフらしさを決して隠すことはせず、年齢を重ねたからこそ滲み出る堂々としたオーラと貫禄が、キム・ソヒョンの美しさ、そしてカッコよさの理由。
ショートボブのヘアスタイルと、彼女の醸し出す“媚びない雰囲気”がとても好きです。
飾らない着こなしが、たまらなくカッコイイ！
キム・ソヒョンは、ボーイッシュな着こなしが大好き。スタイル抜群なのでパンツやスニーカーもよく似合うんですよね。白いTシャツをさらりと着こなす飾らない感じもとてもカッコイイです。
アラフィフだって、ミニスカートをはきこなす！
パンツスタイルのイメージが強いキム・ソヒョンですが、実はミニスカートもはきます。自慢の美脚を惜しみなく披露したジャケットとミニスカート。
ちょうど私は最近「膝上のスカートが個人的には大好きだけど、アラフォーがはいたらイタイのかな……（涙）」なんて考えていたんですが、ソヒョンの圧倒的なミニスカート姿を見て「なんだ、何歳になってもはいていいんだ」と嬉しくなりました。
「一般人は芸能人とは違うんだから……」なんていう辛辣な声が飛んできそうですが……。いえ、自分が着たかったら、着ればいいんです（笑）。
以上、今年活躍した美しきアラフィフの二人のファッションを紹介しました。二人の共通点は、“自分らしさ”がファッションにも現れているところ。
こんなアラフィフになりたいと思わせてくれるパク・チュミとキム・ソヒョン。2022年の活躍も楽しみです！
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