自分が「変えられるもの」だけに集中しましょう


ゆまさん、こんにちは。私にご相談してくださり、ありがとうございます。人の視線が気になること、高身長であること、人間関係のこと、ご両親のこと……。たくさんのお悩みを抱えていらっしゃったんですね。なかでも、ご両親が厳しかったこと、高身長であることが、他のお悩みにもつながっているのではと感じました。

身長のことで言うと、私も高1から突然ぐんぐん背が伸びて、学校でゆまさんと同じような目に遭ったことがありました。女子で背が高いというだけで目立ってしまう、先生から「見せしめにされる」というのもよくわかります。私はその後、自分の長身を活かすモデルの道を選びましたが、幼少期・思春期に少数派ならではのコンプレックスを抱え、大人になっても自信が持てないという方は少なくないかもしれません。

 

しかし、こうして私にご相談くださった時点で、ゆまさんは「誰にも相談できない」過去の自分を一つ乗り越えられていると思います。コンプレックスや心の傷は、自分で乗り越えていくしか方法がありません。 ゆまさんが自分で変えられることは、まだまだたくさんあるはず。たとえば、自分で「変えられないもの」「変えられるもの」に切り分けて、「変えられるもの」だけに集中してみるのはいかがでしょうか?

まず、自分では「変えられないもの」を考えてみましょう。
ご両親の元に生まれたこと。厳しく育てられたこと。ご両親からもらった高身長という身体的な特徴。それが原因で子どもの頃から目立って嫌な思いをした過去。人を信用して痛い目をみた経験。これらの環境や遺伝子、過ぎ去った過去は、いくら悩んだところで変えられないものです。一気に手放すのは難しくても、自己肯定感を高めたいと思うのなら、いったん脇に置いておくといいかもしれません。