今週もキャサリン妃の最新ファッションをご紹介します。
残すところ今年もあと1ヶ月となった11月末。ソワレやブラックドレスを除く、通常公務でのキャサリン妃ファッションは、コート+パンツという、マニッシュでかつロイヤルらしい、スマートなカジュアル・スタイルでした。

ご存知、すっかりキャサリン妃のお仕事スタイルの定番となっているパンツですが、ここ最近また新たな変化が見られました。それは新たにシルエットのバリエーションが増えたこと。お気に入りのワイドパンツに加え、真逆で定番的なスリムパンツが登場。コートがマストの季節には、全体のバランスも変わります。アウターで重さが出ることで、ボトムを軽く、とお考えになったのでしょう。

同じコートでボトムを変えたら、どう見え方が変わるのか、キャサリン妃の着回しファッションを含め、コートとパンツとの相性を見ていきましょう。

 


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最新のニューコートにスリムパンツで登場

2021年11月24日、ロンドンのノーワー・ヒル・ハイスクールを訪問。 コートタートルネックニット/ホブス ロンドン ピアス/ダニエラ・ドレーパー 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

これが先週のお仕事ファッションです。ベリー色が可愛いテーラード&シングルのコートと中のタートルネックのニットは、ともに初お披露目の新アイテムで、英国発ホブス ロンドンのもの。

ロンドンの学校を訪問ということで、場が明るくなる華やかな色を選ばれ、またアウターとインナートップスの色を同系色で合わせる、上半身のワントーンコーデが最近のキャサリン妃のお気に入りです。

ボトムや靴は黒で引き締めることで、シャープさがプラス。甘辛ミックスのスタイリッシュなパンツスタイルが完成です。

ここのところワイドパンツに見慣れていただけに、新鮮に感じるスリム・シルエットのパンツですが、こんなチェスタータイプのコートととても相性が良く、全体的に縦のシルエット=I(アイ)ラインをつくり、スッキリ見えるだけでなく、ベリー×黒の色の使い方によって脚長効果やスタイル良く見せの効果もありますね。

もうひとつ、この2週間前にも同様にスリムのパンツを着用されていたキャサリン妃。少し印象の異なる、その時のコーデがこちらです。
 

スリムパンツ復活のきっかけとなった、もうひとつのコーデ

2021年11月10日、帝国戦争博物館を訪問。 コート/キャサリン・ウォーカー ブラウス/アレキサンダー・マックイーン 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:ロイター/アフロ

着回しのコートにブラウス、そしてスリムのパンツを合わせた、白×ネイビーのロイヤルコーデ。
かつて三度も着られたこのブラウスには、ネイビーのペンシルスカートと合わせていらしたキャサリン妃が、初めてパンツとコーディネート。

ハイウエストでボディに沿う細身のパンツは、コンサバなデザイン。一方、コートも愛用デザイナーのキャサリン・ウォーカーと、いわゆるロイヤルご用達のコンサバブランド。コンサバテイスト同士のコーデは、一見愛用が良さそうですよね。

しかしながら、ここで久々に、キャサリン妃ファッションに“物申します”(笑)。
というのも、このコート+パンツのコーデは、私には“王子様”っぽく見えてしまうんです。それは“やや野暮ったい”という意味を含めて……。つまり、コンサバ感が強すぎて、スタイリッシュとは真逆の印象に見えるということです。
それを証明するべく、同じコートの異なるパンツでの着回し画像をご覧ください。

 
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