ミモレで2021年に公開された記事のうち、特に人気があったものをご紹介します。よろしければぜひご一読ください。

ファッション誌やテレビ番組『ヒルナンデス!』などで活躍し、OLや主婦層を中心に絶大な人気を誇るスタイリストの小山田早織さん。職業柄、数年前まで膨大な量の洋服を所有していたそうですが、出産を機に断捨離を決行。手放したその量は、なんと段ボール100箱分近くにもなったそう。

人気スタイリストが段ボール100箱分の洋服を手放した。断捨離を成功させた10のルールとは?_img0
 

小山田さんの新刊『“着ない服”がゼロになる! 稼働率100%クローゼットの作り方』では、そんな試行錯誤の末に辿り着いた片付けの方法や収納のポイントが余すところなく紹介されています。
「適正な量の、心から好きだと感じられる洋服やモノだけに囲まれていると心が満たされ、自分の軸を持てるようになる」と語る小山田さん。今回は、スタイリストならではの視点で書かれた本書から、小山田さんが提案する“稼働率100%クローゼットの作り方”を、特別に一部抜粋してお届けします。

 


稼働率100%のクローゼットを作る
小山田さん流10のステップとは?

人気スタイリストが段ボール100箱分の洋服を手放した。断捨離を成功させた10のルールとは?_img1
 

稼働率100%のクローゼット。それは着ない服が1着もなく、さらには好きなモノだけでしっかり循環するクローゼットのこと。小山田さん流の稼働率100%クローゼットの作り方を具体的にご紹介していきます。
「作る作業はいたってロジカルで単純で、しかも1日2時間、たった3日で完成します。コツは2つ。最初は下着や靴下といった小さなアイテムから始めること、そしていきなり1つ1つの洋服に向き合うのではなく、事務的に色分け、アイテム分けと進めていきます。数を絞るのは最後ですが、その時には何が足りなくて何が多いのかが、一目瞭然になっていますよ」


Step1 下着は3セット、靴下は5足

人気スタイリストが段ボール100箱分の洋服を手放した。断捨離を成功させた10のルールとは?_img2
 

私の場合、靴下は5足、下着は上下3セットに絞っています。靴下は好みのカラーをベースに長さを分けてセレクト。高品質の下着は毛玉になりにくく型崩れしづらいので、3セットをフル循環させて着倒しています。ここではご自身のライフスタイルに合った適量に絞ることが重要です。


Step2 まずは服を色分けして、色ごとにアイテム分けする

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洋服は色ごとにただひたすら分け、次に各色をアイテム別に分けていきます。分けるのは、アウター、ワンピース、シャツ&ブラウス、ニット、Tシャツ&カットソー、スカート、パンツ、インナー(下着以外)、パジャマの9アイテムです。

Step3 各アイテムを最大3点までに絞る


次は各アイテムを最大3点までに絞りましょう。私の経験上、各アイテムにどんなモノを持っているか、覚えておけるのは3点まで。どうしても4点以上になる場合は、Step5で後述する偏愛カテゴリーに入れてください。

Step4 シミ、黄ばみになったアイテムは潔く手放す


「気に入ってるけど目立つところにシミが。いつかちゃんとお手入れすれば着られるはずだから取っておこう」。この“いつか”はまず来ません。本当にまた着たいなら今すぐお手入れしちゃいましょう。いつかを待つ間にトレンドは目まぐるしく変わっていきます。

Step5 偏愛カテゴリーをつくる


例えばヨガが趣味でヨガウエアをたくさんお持ちならば、ヨガウエアのカテゴリーを作ったり、リゾートが趣味でビーチドレスや水着が大好きならば、そのカテゴリーを作ってみて。ただし1年以上出動しないアイテムは手放してください。

 
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