スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。
素材なのか編み方なのか、一体どんな魔法を使ったらこの名品が出来上がるんだろう……。
毎年新色が出るので楽しみにしていますが、ふと入ったセレクトショップで別注を見つけたりして慌ててしまいます。
教えといてよ〜、ファンなんだから!(笑)。
好きなアイドルグループのファンクラブに入っているのにコンサートの予定を知らない、なんとなくそんな感じです。
リリースを見逃してるだけの可能性も大だけど……。
私がこれを名品と呼ぶのには訳があります。
まずは素材。
コットンなので真夏以外は着られます。
私も一年の長い間このリブニットにお世話になっているので、このニットが衣替えされることはありません。デニムと同じポジションを確立しています。
そして編み方。
見た目普通のリブですが、しっかりしているので洗濯でヘタレることなく、ベテラン選手に至っては5年以上活躍してくれています。
その肉厚さからか下着にも困ることなし。
だいたいこういうタイプのニットは下着の跡がだんだんと浮き上がるもの。
その恐怖ゆえにぴったりニットを敬遠されている方も多いと思いますが、まずは試してみなされ。それでも浮き上がったら素直に謝ります(笑)。
そしておまけで嬉しいのはなかなかの確率で、痩せた?と聞かれること!
これって実は結構なモチベーションになる!!!
この際本当に体重が減っているかどうかはどうでもいいことです。
“痩せて見える“ということが一番大切なことなので(笑)。
そんなラッキーづくめのこのニット、少々お値段は張りますが活躍度を考えたらコスパがいいというもの。
じゃなきゃこんなラインナップ揃えられない!
多分私が持っている色違いニットで一番多いシリーズだと思います。
寝坊した朝、どうにもコーディネートが決まらない時、こういう定番があると安心です。 着心地がよく、自分のスタイルの軸になってくれるようなアイテムにこれからもたくさん出会いたいものです。 あ! 今気分ど真ん中のボンタンパンツにもぴったり♡ それゆえこのニットの出番も多いのです。あぁ、きっと明日も着ちゃうな。
写真・文/福田麻琴
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