閉経から先、“自由な個人”という
新しい役を得られるなんて
最高じゃない?

 

現代女性の多くは、閉経してから40年、あるいはそれ以上に長く生きます。
これは動物の世界では極めて特殊です。本来、自然界では生殖能力がないものは生きる意味がない、と考えられてもおかしくはないからです。生殖能力がなくなってからもこれほど長く生きるのは人間だけです。
閉経を迎えると、〝もう人生終わり〟と感じてしまう人もいるかもしれませんが、それはとてももったいないことです。

たとえば、結婚をして子育てをしてきた人は、今まで子どもや家族のことを優先の生活を送り、自分の時間がほとんどなかったという人が多いと思います。
でも、エストロゲンの分泌が終わって閉経する頃は、子供が巣立っていき、「母」の役がメインだった時代が終わります。そこからは、また一人の個人に戻って、別の人生が始まると思ってもいいんじゃないかなとも思うんです。

 

子育てを終えたのを機に離婚された女優さんがいましたが、そんなふうに、子育てが終わるまではこのパートナーと一緒だけど、終わったらまた別の生き方を選ぶよというのもアリな時代だと思います。

 

閉経してもまだ人生はあと半分。長く生きられる今の時代、妻や母である人も、また自由な個人として生きる時間も用意されているということです。
そう考えると、楽しみじゃないですか?

 
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