コロナ禍でシルク好きに拍車がかかった私がこのところよく聞かれるのが、シルクって扱い大変じゃありませんか? という質問。
使い始める前は私自身もそう思っていたのですが、寝具を揃えてみてわかったのは、意外とそうでもない! ということ。
抗菌や消臭機能もあってコットンほど頻繁に洗う必要もないということもあり、洗濯回数は激変。
洗うときは専用洗剤を使ってサッと手洗いすれば短時間で乾き、繊細に扱わなくても大丈夫だな、と感覚的に思ってからは、寝具は大雑把に扱っています。

ただ、外出時に使うシルクスカーフとなるとまた別物。
大切なものが型崩れしたり色落ちしないかしらとなぜか急に心配に……笑

そこで、感覚的に、ではなく、本当に正しいケアの仕方をきちんと教えていただこう! と取材に出かけてきました。


今回はシルクスカーフで挑戦。この基本的な洗濯方法で他のシルクアイテムにも応用できます。

 


【シルクスカーフ】洗い方

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【シルクスカーフ】アイロンのかけ方

シルクスカーフで一番難しいのはやっぱりアイロン! 低温(約100度)でスチームを出しながら放射線上にかけるのがポイントです。

 
 

【NG例】

 

端を引っ張って伸ばすのはNG! 型崩れの原因になります。
左右にアイロンを動かしたり、何度もこするのもNGです。

今回の一番の発見は脱水を使っても大丈夫ということ! 干す時間が長くなり水の重みで変形してしまうことを脱水によって防げるのは、大きなシーツも洗っている私にとっても本当に助かります。

摩擦が少なく、抗菌・消臭効果に加えて保湿もでき、さらにはリッチな気分にもなれるシルクがもっとラクに扱えると思うと、今年も益々シルクが好きになりそうです。

皆さんもこの機会にクローゼットの奥に眠っているシルクをケアしてデイリー服に復活させてみてはいかがでしょう?

次回は冬終わりの衣替え前に知っておきたい、ウールニットのケア方法を。
お楽しみに!

今回お世話になったのは
ヤマサワプレス

 

アパレル業者向けのプレスやクリーニング、検品、洗い作業を行う専門会社。Levi's 501の廃棄デニムを使用したオリジナルブランドも展開中。

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撮影/菊地晶太
構成/出原杏子

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