私が美しいボディと聞いてまず思い浮かぶのが、女優のモニカ・ベルッチ。57歳の今も、彫刻のように美しくグラマーなボディは変わらず。そんなモニカが、自身のボディとエイジングについての意見をアメリカの雑誌「Sunday Times Style Magazine」で語っています。

写真:Abaca/アフロ


さぞかしストイックなボディメンテナンスを行なっているのかと思いきや、ハードなワークアウトやダイエットの代わりにワインとパスタを愛し、時折ピラティスのレッスンを受けるくらいだとか。

「私は(スタイルをキープすることに)執着していないの。私は元々カーヴィな女性だし、すごくやせていたことはない。それが私にとって自然なことなの。それに私は穏やかな方法で歳を重ねたいわ。50歳や60歳になったとき、20歳と同じニーズは持たないでしょう。人は変わるわ。赤ちゃんが部屋に入って来たら、まず目に入るのは彼女で、我々は二の次になるわよね。それと同じように、年齢を重ねることは私たちに別の視点を与えるわ」。


50歳で、「007」シリーズ史上最年長のボンドガールを務めたモニカ。その起用は彼女だけでなく多くの女性にとっても「大きな変化」だったと言います。

 

「年齢を重ねるのが自由なことだと感じている女性はたくさんいるわ」。

モニカはまた、エイジングは“単なる事実”だと捉えているとか。

「人生には多くの異なる瞬間が存在する。まだ若いときには、フランス人が言う“肉体の悪魔”という若さがもたらす美、人生の生物学的な美しい時間を味わう。そして人生は続いていくの。肉体は老いていき、私たちはそれと向き合わなければならない。そこには何もできることはないわ。だけど同時にそれは幸運なことでもある。なぜなら、歳を取るということは長い人生を生きているということ。肉体が衰えるたびに、魂は輝くの」。


私生活では2013年に離婚した俳優のヴァンサン・カッセルとの間に17歳と11歳の娘がいて、現在は18歳年下の元モデルで彫刻家の恋人と交際中。人生の様々なイベントやステージをくぐり抜けてなお輝くモニカが言うと、何だかすごく説得力があります。もちろんモニカの美貌が飛び抜けているのは事実ですが、年齢を重ねて妖艶さにどんどん磨きがかかり、その美しさの凄みが増しているような。

若くて水分量の高いハリのある肌はそれだけで魅力だけど、40代を過ぎて陰影のできた肌も色っぽいですよね。そんな、年代ごとの美しさに気づいて慈しむ感受性、大事にしたいなと改めて思いました。


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