タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や、職場の人間関係、自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。この連載では、ミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

 

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答します!
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【家族にまつわるお悩み】

9月に10歳になった娘ですが、2年前、歌もダンスも未経験のまま、偶然受けたオーディションに通り、とある商業ミュージカルに出演しました。その後、自分からもっと芝居や歌をちゃんとやってみたいと言い出し、わりと名のある子役塾のようなスタジオに通い始め、ダンスやバレエのレッスンも始めました。

ミュージカル子役を目指す子達は、未就学の頃から様々なレッスンを積んでいるので、小3でのスタートはかなり遅いのですが、それでもその後、3つほどオーディションでご縁をいただき、舞台出演を果たしました。

しかしこの夏、とある大型舞台のオーディションを受け、最終審査で不合格になって以降、すっかり自分に自信をなくし、ふた言目には、「どうせ無理」「不合格と分かっているものはやりたくない」「楽しくない」「自分はデブでブス」とネガティブな言動を繰り返すようになりました。レッスンで一緒の子が著名な役をもらっていることも、本人の自虐に拍車をかけているようです。

そもそも、倍率80倍近い案件ですし、最終にいっただけでもすごい! と、周りは言うのですが、本人は「神様が私には才能がないことを思い知らせたんだ」と言って、レッスン後にさめざめと泣いたりするようになり、親はなんともかける言葉が見つかりません。夏までは、コロナで中止になってしまいましたが、ひとつ決まっていた舞台もあり、本当に楽しく生き生きしていたので、こちらも落差に戸惑うばかりです。

オーディションの規模が大きくなればなるほど競争は厳しくなりますし、とはいえ、オーディションを受けないことには、チャンスも得られない訳で……。こんな時、どう見守り、どんな言葉をかけたら、また以前の娘に戻り、前向きになってくれるのか、最近、本当に悩んでいます。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
今年の夏。

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
やはり、子どもに対してなんだかすごく気を遣い、腫れ物に触るようになってしまっているところでしょうか。また、レッスンを受けている先生が、大きなオーディションでいい役をもらえる生徒は偉い、みたいな態度を取ることが分かり、娘も今回最終審査まではすごく持ち上げられたのに、最終審査で不合格になった途端、手のひらを返したようになったそうで、その先生とはしばらく距離を置くことにしました。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
以前のように、前向きな娘に戻って欲しいです。

(マリモ・48歳)
現在の家族構成:既婚
配偶者の年齢:46歳
子どもの年齢:10歳 女の子
職業:会社員(正社員)
放送・広告・出版・マスコミ

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