「ベーシックコート+きれい色」の簡単ルールで、冬の定番コーデが完成!
新しいコートに合わせたのは、きれい色のペイズリー柄ニット。デニムのスカートでカジュアルな味付けをして、足元はヌバックのロングブーツをチョイスしました。
「コートを脱いだとき、中のコーディネートとのバランスが悪くてがっかり、なんて嫌じゃない? せっかくいいコートを手に入れたのなら、重ねる楽しみを味わいながらコーディネートを考えたいものです」
おなじみのバーバリーのダッフルコートには、今年ワードローブに加わった+Jのニットをイン。
「“マイ・ヴィンテージ”を大切にしながら、何か新しいアイテムを投入して、いつも新鮮な気分で今年らしく着こなしたいと思っています。あら、マイ・ヴィンテージがない? じゃあ、お母さまにもらうのはどうかしら。もちろん、自分で今から育てるのもいいと思いますよ」
「コートを脱いでもお地味にならないようにね」
「上質な手袋をコートスタイルのアクセントにするのも好きよ」
「手袋を選ぶ基準は、まず素材がいいこと。基本の黒と、差し色用にきれいな色を揃えています。手袋は冬のおしゃれならではの楽しみね」
出番の多い赤、レンガ色、エメラルドグリーンは3点ともSermoneta Glovesのもの。黒はディオール。
「バッグは一番買わないアイテムね。
今持つのは、気を使わなくていい素材のバッグだけ」
「考えてみれば、バッグはあまり買わないアイテムね。高価なブランドのバッグは、もういらないわ。昔から持っているもので十分。今は気楽に持てるのが一番です。ちょっとしたお出かけのときワンピースやジャケットに合わせるのは、結局シャネルのキルティングバッグのようなベーシックなものね。スパに行くときは、エルメスのトートバッグが定番」
マダム・チェリーのさまざまなおしゃれのコツは、著書『マダム・チェリーの「人生が楽しくなるおしゃれ」』(講談社)でぜひチェックしてみてくださいね。
『マダム・チェリーの「人生が楽しくなるおしゃれ」』
マダム・チェリー 著 講談社刊
「老化は進化よ!」 70代でモデルになり、そのおしゃれも評判のマダム・チェリーが、毎日の着こなしをたっぷりと紹介! 年を重ねた今だからこそ似合う服やコーディネート、グレイヘアの育て方やアレンジ術など、人生後半のおしゃれを楽しむコツが満載です。
取材・文/河合映江
構成/松崎育子(編集部)
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