そして、11月12日にデビューしたなにわ男子。
CDが売れないと言われているこの時代に、発売初日にハーフミリオンを達成する驚異の記録を打ち出しました。“関西から飛び出した王道アイドル”というコンセプトが新しいですよね。キラキラ感がありつつ、トークも面白いのがすごい! なにわ男子の魅力は、以前詳しく分析しているので、こちらをご覧ください。

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JO1、NiziUらオーディション発グループの人気は健在


『Nizi Project』から誕生したNiziUと、『日プ』出身のJO1の人気は、今年も健在でした。やはり、オーディション発のグループは強い。2020年にデビューしたNiziUとJO1にとって、この1年はグループのカラーを確立する年になったのではないでしょうか。

NiziUは、ファン待望の1stアルバム『U』をリリース。オリコン週間アルバムランキングで、女性アーティストでは今年度初となる1stアルバム初週10万枚超えを記録しました。デビュー記念日に行った生配信『NiziU 1st Anniversary with U』では、東京スカイツリーがメンバーカラーに彩られるサプライズも。スケールが大きすぎる……! 来年も、さらなる飛躍が期待できそうです。

そしてJO1は、12月15日リリースの5thシングル「WANDERING」で白岩瑠姫が初センターに抜てきされました。白岩は、『日プ』時代にセンターを担うことが多かったメンバー。満を持してのセンター登板となります。白岩×冬曲の相性の良さは、「Happy Merry Christmas」で確認済み。来年3月に迎えるデビュー2周年に向けて、“王子様”白岩が、新たな風を吹かせてくれそう!


NiziUとJO1は、コロナ禍にデビューしたからこその葛藤もたくさんあったと思います。有観客のライブができず、ファンと直接触れ合えない。しかし、今年は両グループとも、初の有観客ライブを敢行することができました。WithUとJAMは、1年間我慢したからこそ、ライブが開催される幸せを人一倍痛感しているはず。そんな2組のファンが、来年はもっと推しに会いに行けますように。
 

TikTokがブームを生み出す時代に?


今年も、TikTok発のアーティストの人気っぷりがすごいです。2020年にTikTokで弾き語りを始めたもさを。は、3月にテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に出演。


中毒性のある楽曲「分かってないよ」が、TikTokを中心にブームを巻き起こしたWurtSは、今年から本格的な音楽活動をスタートさせました。

これまで、歌手を目指す人のプロモーションの場は、路上ライブが圧倒的でした。実際に、コブクロ、ゆず、いきものがかりは、路上ライブでの人気がきっかけで、声をかけられたアーティストです。新人アーティストを生み出す場所が、路上からプラットホームに。音楽会社の判断基準である“数字”も、再生回数としてリアルに出てしまう。しかも、口コミよりも広まるスピードが速いので、翌朝起きたら世界が変わってる……なんてことも起こり得るんですよね。

さらに、TikTokは最新曲を見つけるだけではないんです。懐メロも再ブレイクさせてしまうのが、このコンテンツのすごいところ。たとえば、今年1月に開催した「#昭和に憧れる チャレンジ」がきっかけで、中山美穂の「世界中の誰よりきっと」、米米CLUBの「浪漫飛行」、ピンクレディの「UFO」など昭和のヒット曲をを使用したリップシンク動画をアップする若者が続出。過去曲にも火をつけるとは……TikTok恐るべし。

昨年に比べて、コロナは落ち着きを見せてきたものの、まだまだ油断できない日々。年末は、おうちで2021年のヒットソングを聴きながら、1年を振り返ってみるのもオススメです!


前回記事「指原莉乃、小嶋陽菜...元AKBメンバーのYouTubeに大人が励まされるワケ」はこちら>>

 
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