年明け1月からは、新ドラマが続々とスタート! 岡田惠和さん、遊川和彦さん、三谷幸喜さん……数々の名作を生み出してきたテレビドラマの名手たちが勢揃いする冬ドラマ。
今回は、“脚本家で楽しむ冬ドラマ”と題して、それぞれの作風とともに見どころを紹介していきます。
岡田惠和さん初のオリジナルラブコメ『ファイトソング』
(1月11日スタート/TBS系)
朝ドラ『おかえりモネ』(NHK総合)で、ヒロインを好演した清原果耶さんが、民放初のドラマ主演に挑みます。TBSの火22ドラマといえば、『逃げるは恥だが役に立つ』『恋はつづくよどこまでも』『婚姻届に判を捺しただけですが』『プロミス・シンデレラ』など、漫画原作のラブコメ作品が多いイメージ。一方、脚本を担当する岡田惠和さんは、『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)や、『姉ちゃんの恋人』(カンテレ・フジテレビ系)など心に沁みる人間ドラマを得意とする脚本家です。そのため、『ファイトソング』の詳細が発表された時は驚きました。岡田さんは、オリジナルのラブコメ作品を手掛けるのは、初めてということで。どのような化学反応が起こるのか、楽しみですよね。ティザー映像を観る限りでは、少しノスタルジーを漂わせる雰囲気を感じました。
岡田さんが生み出してきた数々の名作のなかでも、ミモレ世代のみなさんにオススメしたいのが、『最後から二番目の恋』(フジテレビ系)。すでに、視聴済みの方もいらっしゃるかもしれませんが、何度観てもいいほど素敵な作品です。本作は、ホームドラマ的観点で、千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)の恋路が描かれていきます。舞台が鎌倉なので、映像も美しいんですよね。「さびしくない大人なんていない」「人が大人になるということは、それだけ多くの選択をしてきたということ」「人生とは、自分の未来に恋をすること。一人でするのがつまらなければ、誰かと一緒に未来に恋しよう」など、ノートに書き留めておきたくなるような名台詞も盛りだくさん。ぜひ、『ファイトソング』放送前にチェックしてほしいです。
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