人気スタイリストの斉藤美恵さんに、お気に入りのアイテムやコーディネートを紹介いただく連載。これまでたくさんの洋服を見てきた斉藤さんならではのモノ選びのコツや、その時々の“好きなモノ”についてうかがいます。今日は、今年から本格的に始めたという「金継ぎ」について、愛用の器とともにその魅力を教えていただきました。


金継ぎした器たち

 

2021年はみんなが多かれ少なかれ変化の年になったのではないかと思います。私も公私ともに変化の1年と感じました。

また以前からやりたいと思っていたものをいくつかスタートできた実りある年でもありました。

その中の一つが“金継ぎ”です。
数年前に1日で完成する簡易金継ぎは体験していましたが、漆を使った本格的な金継ぎを習いたかったのです。基本をきちんと知りたいと思い教室に通いました。

 

ガラスのコップと手前のお皿は完成品。奥の泥っぽいものが塗ってあるのは作業途中のものです。

始めてみると、簡易金継ぎとの違いにびっくり! とにかくひとつを完成させるために、かかる時間たるや……

育てている感満載なので、完成した器への愛着は新品の時とは比べ物にならないほどに。これって今の時代の感覚にぴったりだし、大切な器が割れることが全然嫌じゃない! “あ、金継ぎできる”ってむしろ嬉しいっていう変な感覚になっていて……年末年始にもゆっくり作業したいなと妄想しています。

 

今週の休日朝ごはんは、撮影で伺い絶対に来るって決めていた新宿のホテル「THE KNOT  TOKYO」の1階にあるMORETHAN BAKERY。パンも美味しいですが、スタッフの心配りが暖かくほっこりしました。


今年も地味な記事にお付き合い頂きありがとうございました。
皆様にとって来年が良き1年になりますように!

構成/出原杏子
 

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