「風の時代」の変化2:価値観の多様化を受け止められるようになった
現代は、ジェンダーギャップ(男女格差)、LGBTQや人種に対する差別はNGであるのはもちろんのこと、自分とは違う価値観、生き方に対する人たちに対しても、受け入れられるようになることが求められています。これも「風の時代」ならではの変化のようです。
<風の時代の草創期(2021~2044年)は“一極集中を壊し、色々な極をこの世に作っていく作用を持つ水瓶座性が幅を利かせる時代”なので、最低でもあと20年は多様性が担保される世となります。>
※『風の時代の未来予測』(講談社刊)より引用
これから20年以上先の2044年まで多様性が求められるようになれば、その頃には「人と違うのが当たり前」という考えを持つ人が増えてくるでしょう。
今までは「みんなと同じであること」が求められてきたからこそ、人と違う人はいじめの対象にされてしまうこともありました。「みんなと違うのは、おかしい。排除しよう」という誤った考えを持ってしまう人が少なからずいたからです。
でも、今後はそういう凝り固まった価値観を持っている人のほうが排除されてしまう可能性はあるでしょう。
「多様性をいいことだとする」ということは、言い換えれば、「自分の個性を出すことを求められるようになる」ということでもあります。
だから、「みんなと同じであること」に安心してきた「土の時代」の価値観を引きずる人たちにとっては、色々なことが不調になってくる可能性は高いです。
例えば、無人島に1人で暮らしていて「自分らしさ」を実感できることは少ないでしょう。つまり、自分と違う人たちと関われば関わるほど、「自分の個性」が見えてくるということ。自分と違う人もOKだと思えるようになることは、相手のためだけでなく、自分のためにも大切なことなのです。
また、人に対して「こうでなくてはいけない」という凝り固まった価値観を押し付けるのではなく、相手の個性を認め、「“こういう人”なんだ」と受け入れたほうが、人間関係はうまくいくもの。
「風の時代」に沿った生き方の人が増えてきたら、少しずつ争いごとは減ってくるかもしれません。
誰にでも、個性、才能はある!
「自分の個性、才能が分からない」という人は少なからずいます。そういう人であっても、個性、才能がないわけではありません。
「自分と向き合う」ことが足りていないから、見えていないのでしょう。
<人はこの世に生まれた瞬間から特別な才能・個体特性を天から授けられていますが、それは言うなれば“融資”のようなもの。融資として授かった才能・天才性は、ある意味“役割”と言ってもいいかもしれません。世界に何かを伝えていく、世界を変えていく、周りを助けていく、豊かさを生み出す、感動をもたらす……といった任をそれぞれが託されているので、それらを鍛え、精錬し、外に打ち出していくことで初めて天の原資を流通・循環させていくことができます。>
※『風の時代の未来予測』(講談社刊)より引用
この「融資を得ていること」に気づいていない人は、少なからずいます。それでは自分を生かせません。
人それぞれ、得意なことはあります。ただ、それは天からの「融資」なので、「それを手に入れたのだから、お役目もありますよ」ということでもあります。
与えられた能力を人のためにも役立てるからこそ、自分の存在意義が高まり、幸せになっていくのでしょうね。
「風の時代」は、“目に見えないもの”に対する注目が高まってきています。今までは、おとぎ話だと思われていたものが、現実的に認められるようになるかもしれません。次のページで紹介します。
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