熟語と漢字がくっついた“四字熟語もどき”を避ける


漢字の割合が多いとページが黒っぽく見え、とっつきにくい、難しそうと思わせてしまいます。とくにスマホでさっと見るウェブ記事では、見慣れない漢字やルビを振らないと読めないような漢字も離脱の原因に。

読ませる工夫。漢字とひらがなのバランスを意識しよう【WEB文章術】_img2
 

漢字の難易度に関わらず避けたいのが「漢字の連続による誤読」です。漢語や熟語と別の言葉の漢字がくっついて読めてしまう、視認性が悪い(瞬間で認識できない)表記は避けたほうがいいでしょう。前後の漢字がくっついて見えてしまう“四字熟語もどき”にご注意です。

 

たとえば「今再注目されているのが〜」という文章を書きたいとします。
 

今再注目(4つ漢字が続いて読みにくい)

修正案)

いま再注目(今をひらく)

今、再注目(読点を入れる)

今、再び注目(言い換える)


このように漢字をひらいたり、句読点を入れたり、そもそも言い回しを変えてみたり、認識しやすい見栄えに調整します。また「空調調整→空調の調整」など間に助詞を足す、「回避→避ける」「収容→収められています」など、堅苦しい言い回しや体言止めを言い換えると見た目にも柔らかい印象になります。

続いて、漢字かひらがなか迷ったときに「ひらがなにしたほうがよい言葉」をまとめます。