「読みやすさ」を上げるポイントの一つに「見た目」があります。文章の上手い下手、構成力などの前に、記事をパッと見て読むか読まないかを決める判断材料になりうるのが「見た目」です。読みやすいビジュアルにする適切な文字量、改行、行間について解説します。
・スマホの記事は「読む」より「見る」
・最適な文字数は「何分もらう覚悟があるか」で考える
・5分で読めるのは2500文字くらいまで
・文中の改行は意図通りに見えてない可能性?
・行間で印象をデザインする
・今日のBata’s Point
スマホの記事は「読む」より「見る」
タイトルやSNSでシェアされていたコメントを見て、面白そうと思って記事を開くと、文字がビッシリ上から下まで埋まっていたらーー「あぁ、ちょっと今すぐ読むの無理かも」と思って閉じ、「あとで読もう」なんて思いながらつい忘れてしまうことがよくあります。
お金を払って手に入れてじっくりページをめくる書籍や雑誌の文章に比べて、スマホで見る無料のWEB記事は「読む」より「見る」に近いですね。ざっとスクロールしたときに読みやすそうと思ってもらえる見た目に整えることで、直帰(引き返し)や途中離脱を防ぐことが重要です。
雑誌や書籍を作る場合は、エディトリアル・デザイナーと呼ばれる“読ませるデザインのプロ”の手が入っていることがほとんど。豊富な経験とセンスをもとに、効果的な写真と文章の配置や最適な余白を設計してくれます。
しかしWEBの場合は、書き手が「ビジュアル」も整えることが多いですよね。写真や見出しの入る位置、改行や行間のとり方なども。スマホで読まれる文章はビジュアルが重要なうえに、そのデザインも書き手が考えないといけない……。書き手の負荷が大きすぎるよ〜といつも思いながら記事を作っています。
今日は「ミモレ」のルールをベースに、「読みやすさ」を重視した見た目を整えるポイントを解説していきます。
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