連日公務の2着めはニットのセットアップでエレガントなスタイル

2022年1月20日、ランカシャーの慈善団体を訪問。 キャメルのコート/マッシモ・ドゥッティ キャメルのニットニットスカート/アイリス&インク ピアス/ミッソマ ロングブーツ/サンローランと推測  写真:PA Images/アフロ

では、連日登場された日の、今年ふたつめのファッションがこちらです。
今度は、キャメルのワントーンコーデ。そしてボトムはスカートと、フェミニンなスタイル。
コートは以前もご紹介した、ザラの姉ブランド、マッシモ・ドゥッティのもの。
これも2年前から愛用されていますが、既に3度着用。なんと今回が4度目となるほど、お気に入りのコートです。

明るめの上品カラーのキャメルに、少しブラウンがかったニットのセットアップをお召しに。脚元はスエードのロングブーツと、色味は揃えつつ、全ての素材感は異なることで、ニュアンスが出て、品格のあるスタイルに見えますね。
コートの中の色目をやや明るめにすれば若々しさが、キャサリン妃のようにダークにすれば落ち着き感がでます。まさに真似したい、真似のできる、上級コーデのポイントですね。

 

では、コートを脱ぐと……こんなスタイルだったキャサリン妃。

キャメルのニットニットスカート/アイリス&インク ロングブーツ/サンローランと推測 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

プレーンな形のタートルにフレアースカートの、それぞれ単品をセットアップで着られているキャサリン妃。デザイン自体はベーシックですが、リブの編み方を変えているため、さらっと着るだけでも雰囲気が出るところが、キャサリン妃のお好みでもあるのでしょう。
何より感動するのは、ウエストがゴムになったスカートも含め、これらをセットアップで着ると、かなりのボディコンシャス!
ニットなので着心地こそ楽チンではあるけれど、自分のボディに自信がないと、なかなか着れないかも。360度どこからカメラを向けられているか分からない、キャサリン妃の場合は尚更でしょうが、いたってナチュラルに着こなされているところが素晴らしい!

しかも、このセットアップも実は、色違いでお持ちなほど、キャサリン妃のお気に入りなんです。

2021年11月13日。 モスグリーンのニットニットスカート/アイリス&インク

昨年の11月、色違いのグリーンを先に初披露目されていました。
色が違うだけで、雰囲気がかなり変わる上、単品でもそれぞれ活躍してくれるので、着回しという点でも便利なセットアップです。

またこれらは、ネッタポルテの姉妹サイト、アウトネット(THE OUTNET)が展開するプライベートブランド、アイリス&イリスの物。このセットアップは、昨年秋冬にデビューした、サステナブル・コレクションからのアイテムで、現在も販売中です。
SDGSの先進国とも言える英国において、環境を考慮したアイテムというのも、選ばれる上での大きなポイントとなっているのでしょう。


どれも便利なアイテムばかりで、納得でしたね。
シンプルで定番的デザイン、着心地良し! 着回しが効き、環境にも優しい。これらがキャサリン妃が大人買いをするほど気に入られるアイテムの条件。
今後さらにその傾向は強くなると思われ、私たちにとっても、まさに同感! といった選び方ではないでしょうか。だから真似したくなっちゃう、キャサリン妃ファッションですよね。
 

※1ポンド=154円で換算(1月26日現在)
 

構成/高橋香奈子


前回記事「【キャサリン妃とレティシア王妃】欧州の人気プリンセスのファッション比較」はこちら>>

 
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