副業・複業。働き方が自由になったいまこそ、挑戦してみたいですよね。でも、「二足のわらじ」の一歩目って、ハードルが高いもの。そもそも副業ってどこで探すの? 何ができる?

そこでパラキャリアを軌道に乗せた先輩にインタビュー。「一歩を踏みだした瞬間」と、その新しい世界を、教えて二足のわらじさん!

 

税理士として活躍しながら、SNSで女性の起業を応援するセミナーを配信している川崎涼子さん。まもなく本格的な講座もスタートします。

専業主婦から一念発起、5年かけて税理士になった川崎さんは、大手法人に就職したものの、8年で退職。今回は彼女の「暗黒期」について伺います。

 


夢の大企業勤務をスタートしたものの……【川崎涼子さん②】


私が税理士として就職したのは大手法人で、仕事はとてもハードでした。

担当する案件は多い時で月に100件以上。激務でしたがお給料は十分いただき、福利厚生も整っていましたから、ありがたく8年間勤めることができました。その間に二人の息子も出産しました。

途中、夫がMBA取得のためアメリカに単身留学もしていて、今思うとどう両立したのか……多分無我夢中でした(笑)。

ただ、一流の法人なだけに、同僚が突き抜けて優秀で。当時の社内はママ税理士が少なく、母親になると配慮から仕事がゆるやかなポジションを勧められます。それを「肩たたき」のように感じたこともありました。

現実を知るうちに、この会社で私が最後まで勝ち上がっていくのは難しいと思うようになりました。社内政治や派閥にも興味が持てず、うまく立ち回ることもできない性格です。

家事や育児は保育園やシッターさんの助けを借りていて、お給料もそのために右から左状態。これでいいのだろうか? モヤモヤした気持ちを抱えたまま走っているとき、あることをひらめきます。
 

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川崎さんの夢は、フリーランスの女性、経営者の女性をサポートすること。
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