若い頃はハリコシがあった髪でも、年齢を重ねると細くなりまとまりがなくなってくるのは自然のこと。でも、浮き毛やうねりが目立ちだすと、どうしてもブローに手こずってしまいますよね。今回は、髪のゆがみやふくらみを落ち着かせる、ホームブローの簡単なコツを紹介します。
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「朝のスタイリング時間が半分に! 広がり&パサつきを解消する髪の乾かしかた」>>
うねりやクセ、そして毛先の広がり。実は根元が原因です!
クセや広がりをどうにかしようと、毛先に意識が向いてスタイリング剤をつけたり、ブローをしたりしていませんか。実は、ゆがみの原因は根元にあるんです! 毛の根元がうねったり膨張することで、そのクセがより毛先にむかって暴れ出します。毛先よりも根元側がゆがまないようにブローすると、すぐにクセのリバウンドが起こりにくくなるのです。
また、以外と意識していないのが髪の内側。髪が膨らむ人は、根元に加え、髪の内側が膨張していることも。ブローをするときは、根元&内側を意識しながら行いましょう。
うねらずにやわらかな質感がでるブローテク
1. 耳の位置で髪を前後にざっくりと分ける
一気にブローをすると、膨らみやすい髪の内側や耳後ろなどが中途半端な仕上がりに。ざっくりでいいので分けてブローしましょう。
2. 耳前の毛束は根元の膨張をつぶすように引き出してブロー
耳前の毛束は根元からブラシを入れ、手首を外に返しながら滑らせて、ドライヤーの熱を当てます。これを数回繰り返しましょう。根元側に力が加わるとうねりが矯正されて、気になる膨らみを防ぐことができます。
まずは表面と内側の髪を2つにブロッキングします。モデルのように表面の束をクリップで留めるとより扱いやすくなります。ブローは必ず内側の髪からがマスト。膨張しやすい内側がしっかり矯正されます。
3. バックの毛束も根元から手前に引き出してブロー
バックも同様に手前に引き出しながらブローをします。このとき、根元側からしっかりブラシを通して引っ張り、根元付近に向かってドライヤーの熱を数秒、あてましょう。こちらも、表面と内側の2回に分けて行います。内側は特に広がりやすいので、ていねいなブローをこころがけて。
前髪のぱっくり割れやクセを直す2つのアイテム
前髪はマジックカーラーを使うと、まとまり感を演出しつつ、同時にきれいなふんわり感をキープできます。このとき、ハードスプレーを少しだけ吹きかけると時間が経っても崩れにくい前髪に。
前髪には、細長いミドルサイズのカーラーが便利です。巻き終えたら、ほんの少しだけハードスプレーをかけます。20センチほど離した位置からフワッと吹きかけるのがポイント。数分の間キープし、その後カーラーをはずします。
前髪before
真ん中が割れて、サイドに毛束が溜まっていた前髪が……
前髪after
ぱっくり割れが解消されて、人気のシースルーバングに! ほんのり立体感もあるので華やかさを演出できます。
仕上がりはこんな感じ!
根元からのうねりが取れると、毛先をラフに遊ばせてもナチュラルな動きに見えます。また、内側の膨らみをブローで防いでいるので、時間が経っても朝のシルエットが崩れにくい効果も。ほんのちょっとの手間で一日の髪がきれいに整うブローテク。年齢を重ねた髪に賢く取り入れてみましょう!
くせ、うねりのない髪が鍵になるタイトヘアはこちら!
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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