乾燥する今の季節は、朝起きると寝ぐせがひどかったり、スタイリングに時間がかかったりしていませんか?  忙しい朝、髪を短時間できれいにきめるためには、夜、洗髪後の乾かし方がポイントになるそう。CALON銀座代表の西海洋さんに、朝のスタイリングがラクになる夜のヘアケアについてアドバイスをいただきました。

 


ADVICE1
乾燥する季節のパサつきは、寝る前のオイルで解決


朝しっかりスタイリングしても、日中には毛先や表面がパサついて、野暮ったい印象になってしまうことも……。後からオイルを塗っても、数時間でまた髪がパサパサするのはどうしたらいいのでしょうか。

「日中の髪のパサつきを防ぐためには、夜、シャンプー後にアウトバストリートメントを使うことが大事です。タオルドライをしたら、内側の髪からオイルを塗りましょう。このオイルがドライヤーの熱から髪を守り、広がる髪をすんなり落ち着かせてくれるので、翌朝の髪も暴れにくくなります」(西海さん)

アウトバスオイルを塗ったらブラシでコーミングして、髪全体に均等にオイルを行き渡らせましょう。翌朝はヘアバームで軽く油分をプラスすると、日中のヘアコンディションがよりアップします。


ADVICE2
ほんの少し残る水分が
朝の髪を暴れさせる原因に


寝る前はどんなことに工夫しながらドライヤーをかけたらいいのでしょうか。

「朝起きたときに髪が乱れる原因の多くは、頭皮と髪の水分残り。寝る前のドライが中途半端だと、翌朝は乾かしきれていない箇所にクセが現れやすくなります。特に根元に水分が残ると、その部分の水分は保持されやすい上、毛先に向かって流れやすいため、結果的に寝ている間に髪が曲がって広がってしまう原因に。一般的に毛先や表面など見えているところを一生懸命乾かしがちですが、根元側こそ十分に水分を飛ばしてあげると、朝の広がりやクセが落ち着きます」(西海さん)

水分が残りやすいのは内側と根元。また、襟足も中途半端に済ませがちだけど、十分に乾くまでドライする習慣をつけましょう。


ADVICE3
ドライヤーは斜め上からが基本。キューティクルに差が出ます


表面をドライするときは、ドライヤーを斜め上から当て、手ぐしやブラシを通しながら乾かしていきます。広がりやすい人の場合、根元側にテンションをかけるよう、優しく引っ張りながら行うと根元の歪みや広がりを抑えた状態でキープできます。いずれにしても、十分に乾かさないと、翌朝にはリバウンドしてしまうので、きっちり水分を飛ばしましょう。

斜め上から熱を当てると、うろこ状に配列されたキューティクルがきちんと整います。すると、翌朝の髪はパサつきにくくツヤ感やまとまりもキープします。


ADVICE4
仕上げに冷風を当ててコンディションをキープ
 

完全に髪が乾いたら、最後に髪全体に冷風を当てましょう。これは、整えたキューティクルや毛流れを引き締め、翌朝までキープするイメージです。冷風モードを上手に活用することで、ツヤやまとまり感が格段にアップするのでぜひ、プラスしましょう。


夜の仕込みで翌朝のスタイリングがらくちんに!

 

夜のていねいな髪のお手入れは、翌朝のスタイリングに違いが出るだけでなく、髪老化を早める乾燥や摩擦からも髪を守ってくれます。忙しく疲れているとついつい適当にドライを済ませてしまいますが、お肌と一緒で髪も夜作られます。髪も寝る前のきちんとしたお手入れを心がけたいですね。

Salon Data
• CALON銀座東京都中央区銀座5-13-19 デュープレックス銀座タワー 5F
tel. 03-6278-8584


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撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐知子
構成/國見香

 


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