あらゆる年齢層の女性から絶大の信頼を誇る美容家・神崎恵さん。“年齢を重ねることと老けることはイコールではない!”という強いメッセージが込められた最新刊『老けない美容、老ける美容』は、まさに加齢に悩まされる女性たちの指南書。今回は、その中から今日知って今すぐ実践できる“老け見えしないコツ”をお届けします。

 

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髪は、最も印象を左右させるパーツ。トップと後頭部にボリュームが不足すると、本来丸くあるべき頭の輪郭がつぶされ、老け印象に直結します。髪の乾かし方ひとつ、スタイリングの方法ひとつで、ボリュームアップはもちろん、小顔効果も狙えて“老け見え”を徹底回避!
 

乾かすときは“逆サイドブロー”


乾かす時点からボリュームづくりは始まっています。髪を生えている方向とは逆方向にかきあげながら乾かすことで、根元がふんわり立ち上がり、立体感も叶います。

 

〈HOW TO〉 
全体の8割ほど乾いたら、右から左、左から右へと逆サイドにかき上げながらドライして根元を立ち上げる。特に根元に水分が残っているとうねりやすくなるので注意。

 

〈HOW TO〉
まだ髪が濡れた状態のときに下方向に引っ張りながら乾かすと毛穴が下向きに。全体にボリュームがなくなり、ペタンコな状態に。


スタイリング時は“ウニ”を意識


アイロンを使ってスタイリングする際は、根元付近から髪をしっかり挟んで引っ張りながらすべらせるのが鉄則。そして、頭の丸みに沿って角度を変えていくことが適度なボリュームのあるスタイルをつくる秘訣です。すべての髪を下方向に引っ張りながらアイロンを使うと、本来あるべきトップや後頭部のボリュームが潰れてしまいます。
何より心がけたいのが、"ウニ"!  ウニの殻のトゲは放射状についていますよね。あのイメージです。頭頂部は真上、そこからだんだん角度 を変えながらスタイリングをしていきます。毛穴が正しい向きになるのでふんわり立ち上がりますよ。

“ウニ”のようなイメージで、頭の丸みに沿って角度を変えていきましょう。 
 

〈HOW TO〉
頭頂部は真上、ハチ付近は斜め上へ持ち上げるように根元から毛先まで動かす。

 

〈HOW TO〉
後頭部の髪もウニを意識。上方向に持ち上げながら、アイロンを毛先まですべらせて。
 

(この記事は、神崎恵著 『老けない美容、老ける美容』から一部抜粋・改変したものです)

<書籍紹介>
『老けない美容、老ける美容』

著 神崎 恵 
定価 1650円(税別)
講談社

多くの女性から支持される美容家・神崎恵さんの渾身の新刊。髪・肌・メイクのメソッドを徹底的にわかりやすく解説。知ってすぐ試せる老け見え回避のテクニックが盛りだくさん。更年期対策や白髪、デリケートゾーンのケアまで網羅した、読むとポジティブに年を重ねられる一冊です。


写真/岩谷優一(vale.)
イラスト/ヨシダエリ
構成/鬼村望

 


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