バルミューダとシロカ、本当においしく淹れられるコーヒーメーカーはどっち?_img0
 

家にいながら、バリスタレベルのコーヒーが飲めるらしい!? 噂の真相を確かめるべく、〔ミモレ編集室〕のエイコさんが、話題のコーヒーメーカーをお試し。人の手よりも精密なドリップ、ミル・タイマー付きの全自動、それぞれの推しポイントを紹介します。


〔ミモレ編集室〕私が試してみました!

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エイコさん

コーヒーはもっぱらハンドドリップ派。豆を挽いた時の香り、集中して一定のリズムでお湯を注ぐ行為がちょっとしたマインドフルネスに。


お試し品1
コーヒーの香り・味わい・後味・抽出法を科学した革命児
バルミューダ「BALMUDA The Brew(バルミューダ ザ・ブリュー)」

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「豆の個性を感じさせつつも、後味はクリア」そんな理想を追求し、コーヒーを科学。緻密な温度制御、0.2ml単位の正確なドリップ、雑味が出る前に注湯をストップする「バイパス注湯」など、最先端の技術が光っています。BALMUDA The Brew K06A-BK ¥59400/バルミューダ
 


 エイコ’s Report 
我が家に凄腕バリスタがやって来たかのようなおいしさ!!


いつもはハンドドリップで淹れていますが、毎回安定して同じ味に抽出するには、心の平穏だけでなくテクニックも重要。在宅勤務中に外へコーヒーを買いに行くのも億劫だし、自宅で手軽においしいコーヒーが楽しめたら嬉しいですよね。

最初のお試しは、バルミューダのBALMUDA The Brew。

まず目を引くのは、コーヒーメーカーには珍しい、オープンドリップ式のデザイン。マットな黒とクロームの色合いもスタイリッシュです。

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幅14cmとコーヒーカップのソーサーとほぼ同じ。スリムで置き場にも困りません。見た目より軽いので、キッチンだけでなく、テーブルや書斎など好きな所に持ち運んで使えるのも嬉しいポイント。

豆を挽き、早速淹れてみます!

ドリッパーをセットして、スイッチオンするとポッとオレンジのランプがつきます。淹れている間はカチカチと時計のような音が鳴り、でき上がると愛らしいチャイムでお知らせ。蒸気がシューっと出たり豆が膨らんだりする様子が見えるのも新鮮。
コーヒーが出来上がるまでの一連の過程がなんだか楽しくて、毎朝ついスイッチを入れたくなります。

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上部の操作パネル。モードはレギュラー、ストロング、アイスの3つ。最大でコーヒーカップ3杯分が淹れられます。夫婦2人で一度に飲み切るのにちょうどいい量でした。
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コーヒーカップ2杯なら約4分で出来上がり。ドリップ中の様子が面白くてじーっと眺めてしまいます。オープン式だからコーヒーの香りがフワーっと部屋中に。

味は、ひと口目からコクがしっかりと感じられるのに、エグみがなくて後味スッキリ。

ドリップ量を一定に保つことと、雑味が入らないよう早めにドリッパーを引き上げるのが ハンドドリップでおいしく淹れるコツですが、BALMUDA The Brewはこのタイミングを自動で見計らい、途中でドリッパーからの抽出をストップ。第二の注湯口からサーバーに直接注湯することで、雑味のないクリアな味を実現しています。

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ちょっと分かりづらいですが、黄色で囲んだところからバイパス注湯中。雑味が出ないよう、ドリップの最後は本体から直接サーバーへ注湯が行われます。抽出後のドリッパーはストッパーが作用するため、ドリッパー液がポタポタと滴れる心配なし。
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もう一つ特筆すべきは、ひと口目を飲んだ時に感じる温度の違い。

BALMUDA The Brewは工程ごとに自動で細かく温度管理を行うので、飲んだ瞬間おいしいと思う温度でのドリップが可能。ハンドドリップで入れた時よりも少し熱めで、確かにおいしい。温度でこれだけ味が変わるなんて驚き!

こんなプロが淹れたような本格的な味を自宅で簡単に再現できることに、とにかく驚きました。時計やチャイムの音、ドリップの様子を目の前で楽しめるなど、五感を刺激する仕掛けもユニーク。約6万円とかなり高価ですが、一味違うコーヒー体験を求める人は、買って損はないはず!

 
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