<職務経歴書 添削サービスを利用してみて>
「管理職に挑戦してみたい」と考えるように
プロジェクトマネージャーという責任ある仕事を任されているTさん。これまで転職に関する悩みは、職場の人はもちろん、家族や友人にも打ち明けられなかったと言います。今回、このサービスを受けたことでどのような変化があったのでしょうか。
「人材市場のプロの目線でアドバイスをいただけたことで、今後の自身のキャリアを具体的に描けるようになりました。過酷な環境で働くことになる管理職への登用には、あまり積極的ではなかったのですが、現在の部署以外でマネジメント職経験を積んでから転職する方法もあると聞き、私も管理職経験を積んでみたいと感じるように。最近は、ひとつ目線を上げて普段の業務に取り組むようになって、マネジメント層だったらどうするか? を念頭に置くようになりました」
自分を知れば「理想の社員」を演じなくていい
Tさんにこのサービスをどんな人にすすめたいか聞くと、何となくこのままレールに乗って行くのではと惰性で働いてしまっている人、模範社員を演じて毎日を過ごしている人にすすめたいそう。
「社内のキャリア面談では、現在の仕事を続ける中で昇給・昇格を目指すことに重きが置かれます。上司と面談する際には、自分自身もつい“会社が求めている理想の社員”を感じ取って演じてしまうことも。でも、このようなサービスを社外で受けることで、私の経験や特性を活かすには? と自分軸で考えるきっかけにもなり、納得感と満足感のあるキャリアを描けるのではないかと思います」
Tさんにとって「キャリア」とは
「キャリアは積極的に取りに行くもの」と考え、行動していたというTさんですが、今回自分の職務経歴書と向き合ったことで、キャリアの“もうひとつの側面”に気づいたと言います。
「これまでは、希望部署への異動を上司や人事に長期間かけて掛け合ったり、実績を積んだり、アピールもするようにして海外勤務の枠を掴んだりしてきました。がむしゃらに体当たりしていた感覚です。でも、今回サービスを受けてみて、キャリアというのはまず、自分の内面を見つめ直すことから始まるのだなと。自分の棚卸し結果を踏まえた上で、戦略性とプロ意識を持って、人材市場に自分を売り込むことが大切なのだと感じました」
次回は、非正規雇用のKさんの職務経歴書を元に「派遣社員経験のみでも強みはたくさん! 見られるのは“スキル”と“意欲”」についてお届けします!
※本記事に登場する「職務経歴書」は個人情報保護の観点から、実際の相談者への取材をベースに架空の内容もまじえて作成しています。
※本記事は「職務経歴書 添削サービス」の内容を一部記事用にアレンジしています。実際のカウンセリングの流れとは若干異なる場合があります。
イラスト/Tomoko B. Iwawaki
構成/山崎 恵
相談者 Tさん