40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

 
 


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以前は甘いものが苦手だったのに、フランスに来てから段々とデザートを食べるようになり、気がつけば食後に何もないと「もの足りない……」と感じるくらい、弱(?)甘党になってきた私。そうは言っても毎日ケーキを買うわけにはいかないので、何か簡単に作れるものはないかな〜と探していたところ、フォンダン・ショコラに辿り着きました(ちなみにFondant au chocolatなので、正式名はフォンダン・オ・ショコラです)。フランス人が好きなデザートナンバー1に選ばれるほどこの国ではポピュラーなデザートで、私もメニューに載っているとつい頼んでしまうくらい好きなのですが、作ってみてびっくり。ものすごく材料も作り方もシンプル! こんなに簡単ならば、もうレストランで食べるのは他のメニューにしよう……とこっそり心に決めたほどです。

作り方は本当に簡単なのですが、唯一難しいのが温度管理。我が家では、180度に余熱したオーブンに入れて9〜10分が大体ちょうどいいのですが、お持ちの機種やクセによっても変わってきます。また、卵が冷たいor常温、バター&チョコレートを溶かしてからどれぐらい置くか、型の大きさなどでも、焼き上がり時間が変化します。ですので最初は、焼き時間8分ぐらいから様子を確認してみて下さい。オーブンから取り出してみて、外側は焼けてふくらんでいるけれど真ん中部分は凹んでいて、少し柔らかくツヤがあればOK。焼きすぎると中がフォンダン(溶ける)にならないので注意です。流れるようなトロトロ感を楽しみたい人なら、そのままサーブできるココット型がベター。半生状態でも、型から出す際に崩れる心配がありません。濃厚リッチな味わいなので、バニラアイスまたは生クリームを添えて頂くのが、断然おすすめです!

簡単でリッチな味♪ フォンダン・ショコラ


 材料(7cm×4cmの型4個分)

・ビターチョコレート 100g
・有塩バター 50g
・卵 3個
・砂糖 50g
・小麦粉 大さじ2

トッピング
・バニラアイス、生クリーム、フルーツなどお好みで

 作り方  

1 型にはバター(分量外)を薄く塗り、小麦粉(分量外)を軽くふっておく。オーブンは180度に余熱を入れておく。

2 ボウルにチョコレートを小さめに割り入れ、バターも加え、ラップをせずに600wのレンジで40秒〜1分ほど加熱して溶かす。出したらすぐに全体をよく混ぜておく。

 

3 別のボウルに卵3個と砂糖を加え、よく混ぜ合わせる。

4 3に2を加え、よく混ぜ合わせる。

 

5 4に小麦粉をふるいながら加え、その都度よく混ぜ合わせる。

 

6 1の型に生地を流し入れる。

 

7 6をオーブンに入れ、8〜10分、様子を見ながら焼く。

8 焼き上がりの目安は、外側は盛り上がっているけれど、中央はやや凹んでいて、表面が少しツヤっとしている状態。

 

9 焼き上がったら器に盛り付け、バニラアイスや生クリーム、フルーツなどを添えて頂く。


「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
 

撮影/Yas

 


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