2021年の冬至に「風の時代」になりましたが、それは西洋占星術だけの話ではなく、現実世界にも色々な変化が出てきています。
川の流れに逆らって泳ぐと大変であるように、星の動き、そして宇宙の流れに沿って生きたほうが、幸運をつかみやすくなる傾向があるようです。それはどういうことでしょうか。

 
 

そもそも「風の時代」って何?


そもそも「風の時代」とは何でしょうか。これは、西洋占星術のお話で、「社会に影響を与える」と言われている木星と土星が同じ位置で重なる「グレート・コンジャクション」が水瓶座(風のエレメント)で起きたことで、220年続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」へと変わったということです。

「風の時代」のキーワードには、自由、平等、柔軟性、情報、知性、精神性などがあり、すでにそれらに沿った世界や生き方が求められるように、少しずつ変わってきています。

220年前といえば、私たちの祖父母よりももっと前から「土の時代」だったため、現在、生きている人たちは、この大きな変化を誰も経験したことがないのです。そんな貴重な出来事を私たちは今、経験している、というわけです。


実は、今の世界の変化は「天空の動き」の影響だった!


2020年から大きく世界を変えていった新型コロナウイルスの出現は、“宇宙の流れに沿った出来事”だと言えるのかもしれません。
占星術家Keikoさんは、『パワーウィッシュノート2021』(講談社刊)で、こういったことをおっしゃっています。

<2020年の春から夏にかけて、グレートコンジャンクションの主役である土星が水瓶座に一時滞在。その頃からコロナウイルスが猛威を振るい、結果、仕事はもちろん、授業、面接、式典、イベント、さらにはデートや飲み会までもリモートで……という日常が生まれたわよね。しかも、全世界レベルで。これこそが、「風の時代」のデフォルト。

まさかウイルスが風の時代へのスイッチを入れることになろうとは予想もしなかったけれど、それにしても、改めて思い知らされたのは、私たちは天空の動きに、けっして抗えないのだということ。宇宙意志には、従うしかないのだということ>

Keikoさんから見たら、コロナの出現は「宇宙意志に沿った流れ」ということなのでしょう。
といっても、もちろん宇宙がコロナを発生させたわけではなく、コロナでなくても、何かしら“世界を激変させる出来事”が起こっていた(運命)であろう、ということです。

確かに、コロナになってから、リモートの利用を求められ、うまく対応するためにも、「柔軟性」を持つことが大切になったり、会社に行かなくても仕事ができるようになったことで「自由」を手に入れたりした人もいます。
さらに、より自分で「情報」を調べる人が出てきたり、著名な方々が亡くなったこともあり、「生きるとは何か?」という根本的なことを考えるようになって、「精神性」を高めたりしている人もいます。
どれも「風の時代」のキーワード通りですよね。

逆に、その流れに逆らって、リモートワークをしない会社は仕事がしづらくなったり、自分で能動的に情報を調べて、自分で考えようとしない人は、情報に振り回されて生きづらくなったりしていることも。
そういった状況を見ると、「天空の動き」に抗わないほうがいい、というのは納得できます。

では、2022年に「宇宙の流れに沿って幸せになる」ためには、どうしたらいいのでしょうか?
次のページで紹介します。