カットだけで作る軽やか大人ミディ３選。エアリーな質感と透明感が春のスタイルにぴったり！【40代髪型】

春はヘアチェンジをする人が多い季節。「大胆にイメチェンする勇気はないけど、春らしい軽やかさはほしい」なんて人、いませんか？　今回は定番ミディの鮮度を上げる、大人のスプリングミディを紹介します。

重さと軽さを操るカットでマンネリミディをアップデート

春の訪れが待ち遠しい今日この頃。優しい色が溢れる春服をチェックしていると、メイクやヘアも新しい印象にシフトしてみたくなりますね。

このところはボブの流行が続いていますが、春の軽やかなファッションに合わせ、髪にも抜け感をプラスするとグッと明るい雰囲気にシフトチェンジできます。特にミモレ世代に多いミディアムレングスは“ツヤ”と“まとまり感”を優先すると、どうしても重いシルエットなりがち。表面を中心に、カットで適度な動きを加えることで、髪のまとまりをキープしたまま自然な軽やかさとボリュームも生まれ、顔立ちを華やかに演出できます。

“ツヤとふんわり、まとまり感”を備えた、良いとこ取りの大人ミディを３つ提案します。

肩で揺れる毛束が華やか！
クセを生かしたAラインミディ

藤井奈々さん・50歳

「年齢と共に髪のクセが強くなってきた」と悩む藤井さん。軽くすると毛束が暴れやすいので、毛先側で一度パツンと揃えるようにカットしてから、表面にだけレイヤーを少しプラスしました。クセを上手にコントロールすることで、ほどよくランダムな動きが生まれて明るい雰囲気に。カラーは透明感のあるナッツブラウンでツヤっぽさをアピール。
担当スタイリスト・西海洋さん（CALON銀座）

Side＆Back
表面以外の毛先は直線的にカットし、重さを残したスタイル。内巻きにブローをすればまとまり感がアップし、外ハネにすれば抜け感を演出できるので、ファッションやシーンに合わせて雰囲気を変えられます。大人の魅力が際立つほどよい毛量は、サイドやバックの見た目もツヤやかにみえます。

ペタンとしやすい髪質でも
重軽ミックスのカットでふんわり！

西田愛里さん・41歳

髪が細く、全体的に毛がペタンと寝やすいという西田さん。「ボリュームを出したいのですが、レイヤーを入れると逆にペラペラしてしまって……」とお悩み中でした。そこで、担当のDAISUKEさんはワンレングスベースで重さを残しつつ、表面のみにレイヤーをオン。「シルエットを残しながら表面だけフワッとさせることで、細毛の人でもきれいな丸みをキープできます。ブローの時はサイドをリバースにブローすると、きれいなひし形シルエットになって、大人顔に軽やかさと華やかさがプラスされますよ」とアドバイス。
担当スタイリスト・DAISUKEさん（MAGNOLiA　AOYAMA）

Side＆Back
内側の毛は軽さを加えていないので、土台となるフォルムは崩れにくいのが特徴。表面のみエアリーに動くので、細毛や軟毛でもボリューム感はきちんとキープされています。

多幸感と品の良さが感じられる
ひし形ツヤミディ

伊達有希子さん・39歳

美しいひし形シルエットのスタイルは、ツヤ感をアピールするとよりエレガントな印象を与えます。「長めの前髪を生かしたいという伊達さんの場合、耳下で角を作りながら滑らかなダイヤフォルムにカットしています。面長の顔立ちをカバーしたい人や、頬を引き締めて見せたい方におすすめです」と担当の内田さん。
毛先側はブローやアイロンで外巻にすると、適度なボリューム感と動きが生まれて春らしい軽やかさが誕生。直毛なら、デジタルパーマで形状をキープするとスタイリング時間も短縮できます。
担当スタイリスト・内田圭悟さん（Violet表参道）

Side＆Back
リップラインまで伸びた前髪を生かすことで、面が整ってツヤのある印象。アイロンで巻いた毛先がアクセントになって、後ろ姿も華やかです。

ほんのり動きを与えたフェミニンなミディは、大人髪に失われやすいボリュームを演出しやすいだけでなく、エアリーな透明感が出やすいので、明るい色の春色ファッションにもさらに洗練度がアップ。新しいトップスを手に入れたら、早速ヘアスタイルも春仕様にしてみませんか？

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