コロナ禍で在宅時間が増えたことで、普段よりも手の込んだ料理に挑戦した人も多いと思いますが、簡単な手順で美味しい料理が作れたらそれに越したことはないですよね。

そんな思いを叶えてくれるのが、SNSやTVで人気を博している料理研究家・リュウジさんによるレシピ本『リュウジ式至高のレシピ 人生でいちばん美味しい! 基本の料理100』です。本書に登場するのは、ハンバーグ、肉じゃが、唐揚げ……と定番の料理ばかりですが、その真骨頂は手順がかなり簡略化されているところ。レシピを極限まで効率化させつつ美味しさを追求してきたリュウジさんの集大成となっていて、あまりの簡単さに自ずとやる気がわいてくるでしょう。

さらにやる気を後押しするのが、料理の作り手に寄り添ったリュウジさんの言葉の数々。思いやりのこもったコメントに、料理に対する意欲がさらにわいてくると思います。今回は、その素敵なコメントとともに2つの料理のレシピをご紹介します。

リュウジさん:
料理研究家。TV・漫画のレシピ監修や、食品メーカー、大手スーパーマーケット等とのタイアップによるレシピ開発、自治体での講演も多数手がける。著書は累計100万部を突破。「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで日夜更新する「簡単・爆速レシピ」が話題を集め、SNS総フォロワー数は約590万人。料理動画を公開しているYouTubeはチャンネル登録者数230万人を超える。2021年、自身の自炊生活の集大成として『リュウジ式至高のレシピ』を出版。

 

台所で頑張る人へ最高のプレゼント


本書の冒頭、リュウジさんはご自身がレシピを研究し続ける理由をこう述べています。

「台所に立つ人って孤独ですよね。今日何にしようか? って考えるのも、作るのも、ぜんぶ自分ひとりでやんなきゃいけない。そこに寄り添えるのは料理研究家しかいない。だからぼくは、台所に立つすべての人の味方であろうといつも思っています。だから、『至高のレシピ』は、ぼくの自炊人生の集大成であり、みんなに贈れる最後にして最高のプレゼントです。あんまり料理が得意じゃない人には、『あ、けっこう美味しくできた』と自信にしてもらえれば嬉しいし、料理が好きな人には、『自分史上最高の味』を更新してもらいたい」

さらに、自分で料理を作ることの魅力についても言及。料理へのモチベーションをどんどん高めてくれます!

「自炊の何が最高かって、好みの味にカスタマイズできることです。どんなに腕のいいシェフでも、あなたの好みを完全に把握はできません。自分の舌に合わせられるのは自分にだけ許された特権。好きな味を生み出す方法さえわかれば、自分で作ったごはんは世界一美味しくなります」