バランス感覚に優れたあなただからこそのオファー


まりもさん、こんにちは。ご自身のモチベーションやワークライフバランスが心配で、昇進を迷っていらっしゃるのですね。体調にも変化が出てくる年齢だけに、不安になる気持ちもわかります。ですがお悩みを拝見していて、私は「ぜひあなたのような方にこそリーダーになっていただきたい!」と心から思いました。

その理由は2つあります。
1つめは、まりもさんがワークライフバランスを上手に取ることができる女性だということ。ご自身では、まさにそこが昇進の懸念事項だということは承知しています。でも、出世をした人は全員、猛烈な仕事人間にならなければいけないのでしょうか? 決してそんなことはないはずです。働き方改革やダイバーシティが推進される今はむしろ、ワークライフバランスの感覚に優れたリーダーこそ、チームをより良い方向へと導けると思います。

 


女性のキャリア形成のロールモデルになれる存在


部下の方たちが働きすぎていたら、「ちゃんと休めてる? 集中することと同じくらい息抜きも大事よ」と声をかけたり、管理職である自分もワークライフバランスの充実を実践する。そんな上司がいたら部下の皆さんは働きやすくなりますし、今の会社でのキャリアアップにも前向きになれるはず。チームも活性化するでしょう。

管理職になれば、ワーク50・ライフ50のバランスを維持することは難しくなるかもしれません。ですが、役割やポジションが変わることで、仕事が趣味の一部だと思えるほど夢中になれる可能性だってあります。たとえ夢中になれなくても、大きな裁量権を得ることで、あなたも部下もワークライフバランスを取りやすい環境づくりを推進することはできますよね。

女性はただでさえ仕事に家庭に忙しく、キャリアアップに消極的な方も少なくありませんが、バランス感覚に優れたあなただからこそ、「管理職だって仕事100じゃなくていいのよ」。そんなことを身をもって部下たちに教える“ロールモデル”的存在になれると思うのです。