“情熱型”ばかりでは、世の中は大変なことになります!


まりもさんにチャンスを掴んでいただきたいと思う2つめの理由は、あなたの仕事に取り組む姿勢が誠実そのものだからです。
「私が日々心掛けているのは目の前の仕事に誠実に向き合うこと、一緒に仕事をする方々と協力し、会社にプラスアルファがある成果を出そう、ということくらい」
とおっしゃっていますが、誰にでも真似できることではありません。あなたは上司に評価されるべくして評価されたのであり、出世して然るべき方だと思います。

仕事人には“情熱型”と“誠実型”の2つのタイプがあると私は考えていますが、まりもさんはご自分が考える以上に、努力を厭わず、淡々と仕事に集中できる誠実型だと感じます。「よりお金がもらえるから昇進したい、という気持ちだけで努力が足りない」と発破をかけてくる旦那様は、情熱型なのかもしれませんね。でも、想像してみてください。世の中の上司がみんな情熱型だったら、部下たちは疲れ果てて会社は大変なことになってしまいませんか?

 


準備が整っていないなら、進みながら整えればいい


「昇進の覚悟がない」とまりもさんが考えてしまうくらいですから、上司たちも情熱型に見えるのかもしれませんね。でも、その情熱だって役職を与えられてはじめて火がついたものかもしれませんよね?

「仕事」とは「事」に「仕える」と書きます。熱量が仕事の全てではありません。むしろ誠実に事に仕えるあなたは、私には十分すぎるくらい素晴らしい仕事人に見えますよ! チャンスは準備が整った人にだけ与えられるものではなく、チャンスを与えられてから準備を進めることもできるんです。まずはチャンスを掴んでみて、少しずつ覚悟を固めていけばいいのではないでしょうか?