「かせぐ」と「つかう」を使えばこづかい帳もつけやすい
パパのレストランは「かせぐ」より「つかう」が多い状態にあり、貯金が減っている状態だと知ったケント。まずは自分のお金の状態を知ることからはじめよう! と思い立ち、「かせぐ」と「つかう」を記録する「こづかい帳」をつけることを決意。本書では、こづかい帳の詳しいつけ方も指南してくれます。
▼こづかい帳のつけかた(例)
1. 今もっているお金を「のこり」に記録する
元々サイフに入っていたのが300円だとしたら、「のこり」に300円と書きます。
2. 入ってきたお金を「かせぐ」に、出ていったお金を「つかう」に記録する
おこづかいで増えた500円は「かせぐ」に。お菓子や文房具を購入して減ったお金は「つかう」に書きます。
3. 1カ月が終わったら、「かせぐ」と「つかう」の結果を「のこり」に記録する
1カ月分の「かせぐ」と「つかう」を合計した金額を書きましょう。はじまりでは300円だった「のこり」が、1カ月後には400円になったことがわかります。
「かせいだはんいでつかう」が身につく
こづかい帳で身につけられるのは、お金のやりくりは「かせいだはんいでつかう」ようにするのが基本ということ。加えて、「のこり」が増えればそのぶんお金が貯まっていくということです。1カ月のお金の流れを黒い点と矢印で表すと、「つかう」よりも「かせぐ」の方が多かったので、「のこり」が増えていることが一目瞭然です。
大人にとっては当たり前のことかもしれませんが、子どもにわかりやすく説明するのは案外難しいもの。そんな時は、ウサやんが教えてくれたこの「黒い点と矢印」を使った図を活用するといいかもしれません。
ちなみに、こづかい帳を習慣化するコツは、お金をもらったり、買い物をしたら、「すぐに記録すること」! 普段から記録を後回しにしがちで、確定申告ではいつもドタバタする筆者、まさにおっしゃる通りでございます……とウサやんに平伏です。
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