春アウターは着られる時期が短い……なんて声をよく聞きます。春になったと思ってもじわじわ寒い日が続き、やっと暖かくなったと思ったらすぐに初夏。春が短いからこそは今の時期に買うアウターは、寒暖差に対応しやすく、春だけでなく長いシーズン着られる「ロングジレ」がおすすめ。着こなし術をご紹介いただきながら、ジレの魅力をスタイリスト室井由美子さんに教えてもらいます。

 


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「ジレ」がトレンドで終わらず、支持されている理由とは?

トレンドで終わらず、定着してきたジレ。今季は特にロングタイプ、そしてデザインにひと癖あるものなど進化系も続々出てきています。人気の秘訣はやはりすっきり見えること。袖がないので、縦のラインが強調されてすらっと見せてくれます。袖ありのアウターを着る時期が終わっても、袖がないジレなら快適に着続けることができます。

あとは一枚で着るにはちょっと勇気がいるトップス(たとえば透け感トップスやロゴTシャツ、ただ着ていると部屋着にも見えかねないボーダーカットソー など)の上に羽織ると、トップスらしさをいかしながらも、程よく覆ってくれて安心して着られる。そんなところも実はジレの魅力なんではないかと思います。


トレントの透け感トップスを着るときもジレが一緒なら安心

 
ジレ¥108900、パンツ¥55000/ドゥロワー(ドゥロワー 青山店) ブラウス¥35200/ハイク(ボウルズ) バッグ¥204600/ジミー チュウ 靴¥79200/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

シアーなトップスは軽やかで春らしい注目アイテム。ただ一枚で着るにはちょっと抵抗があるという人もいるはず。そこでジレの出番です。半分覆うので安心感があり、しっかり地厚なジレと重ねているので、トップスの透け感や軽やかさも際立ちます。淡い同系色のワントーンは間延びして見えることもありますが、素材感が違うものを重ね、奥行きが出ているので、その心配もなし。肩の部分のシャーリングや大きなポケットなどひと癖デザインのジレであることも手伝って、無地でも華やかな着こなしが叶います。
 

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トレンチ以外のおすすめ春アウター、今っぽい着こなしとともにチェック!
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