スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。
なぜか突如訪れるコスプレ心。
時に“らしくない“けど、何かになりきりたい時ってありませんか？
自分らしくない服、らしくないメイク。
まるで別の誰かみたいに。
あれ？ これ現実逃避ですかね。
自分ではない誰かになるのは無理なので、気分だけでも味わえるコスプレを私はガンガン推奨しています（笑）。
たまにはいいよね！
ふんわりふわふわな私、クールでロックな私……どんな自分になりたいか、それは服やメイクで叶えることができます。そう思うとなんて楽しい仕事をしているんだろう！
その中でも最近のお気に入りはロイヤルな私！ 何それ！？（笑）
子供の頃から女の子が持っているプリンセス願望。
大人になった今、フリフリのドレスは着なくていいけど、かっこいいツィードのセットアップは着てみたい。
そして仕上げはロウナーロンドンのバッグ。
このバッグは大人の女性のプリンセス願望を叶えるアイテムなのです。
こんな鮮やかなブルー、未だかつて服でも着たことないのに、なぜかこのブルーに心惹かれました。
普段は黒や茶色のバッグばかりですが、そこはやはりプリンセス願望がこの色を選ばせたのだと思います。
黒や茶の着回ししやすいバッグを選ぶプリンセスはいませんからね〜。
そして嬉しいことにこのブルーがカジュアルダウンするのにピッタリでした。
デニムにぴったりのトーン。
きちんとしたアイテムを選ぶ時“デニムに合う”というのは、私のひとつの指針です。
そうでなければ使えるシーンがとても限られてしまうし、一年のうち360日くらい！？ はカジュアルスタイルなので、そこで合わせられるのと合わせられないのでは大違い。
なので今はこんな風にデニムスタイルに合わせるのが気に入っています。
このバッグがあればデニムが格上げされるし、逆にバッグもラフな雰囲気に。
いつか白髪になったら思いきってツィードのセットアップにロウナーのバッグを合わせようと思います。その時、きっと今よりこのバッグが似合っている自信あり！
エリザベス女王みたいな気品は皆無ですが、きっとこのバッグが助けてくれるはず（笑）。
余談ですが、エリザベス女王はロウナーのブルーのバッグだけで何十個も持っているそうな。他の色も合わせたら……一体何個のロウナーのバッグが宮殿にあることか……。
写真・文／福田麻琴
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