日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
先日、正論マン(正論を強く主張する人)に対するモヤモヤ話をアップしました。意外な反響がありましたので、今日はそちらを紹介します。
私はむしろ、正論マンが憧れです!
エピソードをお寄せくださったのは、二人の子どもを育てるカナコさん(43歳・飲食店勤務)。
先日アップされた「正論マンにモヤモヤする」という記事を読んでモヤモヤし、思わず筆をとりました。私はむしろ正論マンにいつも感謝していて、憧れています。
子どもが幼稚園に通っていた頃からのママ友が、いわゆる正論マンだと思います。保護者会で一緒に活動していたのですが、彼女の正義感あふれる言動がみんなにいい影響を与えていました。
連絡の回し方や子どもへの声かけ、お金の管理など、「どこまできっちりやるか」の線引きが難しい場面も多かったです。保護者はみな忙しいので、ともすればなあなあな雰囲気になることも。
そんな中、「こうすべきです」と正論を主張するのはとても勇気が必要だと思います。気の小さい私は、嫌われたり冷たくされたりするのが嫌で、言うべきことがあったとしても黙ってしまうタイプ。「こうすべきなんじゃないかな」と思っていたことを、誰かが代わりに言ってくれるとホッとしてしまいます。
しかし彼女はいつも「子どもたちのために」と先陣を切ってくれました。さっぱりと明るく、冷静さとあたたかさを兼ね備えた女性で、私にとってはモヤモヤを解決してくれるスーパー正論マン。私は何かあると、「彼女だったらどうするかな」と考えています。
スーパー正論マンが保護者会で起こした革命とは
「モヤモヤを解決してくれるスーパー正論マン」! カナコさん、素敵なエピソードをありがとうございます。
一方的に正論をぶつけてくる人にはモヤモヤしてしまいそうですが、ママ友さんのような人は、本当に頼りになりますよね。
カナコさんによると、その保護者会には連絡網の回し方、定例打合せの時間帯や会場など「今までこうやってきたから」と惰性で続けてきた慣例がたくさんあったそうです。
あえて意見を言うのを誰もが避けていた中、ママ友さんの「もっと効率的なやり方を考えて、より多くの人が参加しやすい保護者会にしませんか?」という鶴の一声で、みんなで意見を出し合って新しいルールがつくられたとのこと。そのおかげで、いつも人手不足で苦労していたイベント準備などに参加を募りやすくなり、作業負担の偏りに辛い思いをしていた人の不満も解消されたんだそうです。素晴らしいですね!
……とは言え、いつもスーパー正論マンに頼ってばかりというのも申し訳ない。
スーパー正論マンレベルは難しいとしても、「言うべきときに正論を言う」ためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
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