親愛なるミモレ読者の皆様、突然ですがヘア&メイク長井かおりからお詫びと訂正がございます。これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び方、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをこれから紹介していきたいと思います。今回は眉編です。


Vol.4 「眉は下に描き足すもの」というセオリーからいまこそ脱却を!

 

左は、眉下を描き足した低め眉。右は、眉上を書き足した高め眉。「眉は下に描き足すものだ」と思っている方がほとんどだと思いますが、目と眉に少し空間をもたせたほうが、目元がすっきりとして優しそうな雰囲気に見えませんか?

 


マスク生活を機に、これまでの眉の高さに疑問符が。


「目と眉の間隔を狭めると、彫が深く見えて、目ヂカラが増す」というのは、これまでずっと言われてきたことで、私もそのようにお伝えしてきました。確かに欧米人のお顔を見ると目と眉の間隔が狭くて立体感がある場合が多いですよね。それに倣って、私たちは眉の高さを下げて描いてきましたが、マスク生活をきっかけに「おや?」と思うようになったんです。

というのも、目元の印象と、マスクを外したときの顔の印象にギャップを感じることが多いことから。どうしてだろう、と分析したとき、目と眉はぎゅっと詰まっている分、マスクで隠れている目下〜フェイスラインが間延びして見えるんです! 決してお顔が大きいわけではないのに、目元/マスク部分とでバランスを崩してしまっていることから、「マスクを外すと残念」という事態に陥っているのだと気付いたんです。

こちらは眉下に描き足し、目と眉の間を狭めた状態。目元だけがぎゅっと詰まって、顔の下半分とのスペースのバランスを崩しているのがわかるでしょうか? さらにマスクをつけると険しい表情に見える恐れも。
こちらは眉の上を意識して描いた高め眉。まぶたがすっきり見え、抜け感があるとともに、目元と顔の下半分とのバランスが整い、あか抜けて見えます! マスクをつけても優しげな雰囲気が保たれるのでぜひお試しを。
 
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