ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び方に変更と訂正のお知らせです。マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、アイメイク編です。


vol.5 下まぶたは暗めのベージュで目元を引き締めて

 

左は、きっちりコンシーラーを塗って明るく仕上げた下まぶた。右は、暗めのベージュを塗った下まぶた。「目元のくすみはカバーするべきだ」と思っている方がほとんどだと思いますが、下まぶたにくすみカラーを塗ったほうが、目元が引き締まり、顔の下半分もコンパクトに見えませんか? 

 


大人のアイメイクは、下まぶたが鍵を握る


くすみやクマ、色素沈着など、“色”の悩みも多い大人のまぶた。特に目の下は、ハイライトを入れて明るく見せるのが鉄則とも言われ、ファンデーションはもちろん、コンシーラーをまつげのキワまでしっかり塗ってカバーしているという方も少なくないのではないでしょうか。下まぶたにアイシャドウを塗るなら、当然明るめ! と思いきや、実は大人の下まぶたにはくすみカラーが正解なんです。「下まぶたをくすませるなんて……!」と思う方も多いかもしれません。しかし、ただでさえ、印象ぼやけがちな大人の目元。囲み目とまでいかずとも、薄いダークベージュで下まぶたにほんのり色を入れることで、目元が引き締まって見え、さらに、顔の下半分の長さも短く見え、小顔効果も期待できるんですよ。

こちらは下まつげのキワまでしっかりコンシーラーでカバーして、目の下を明るくした状態。キレイではありますが、少し寂しい印象で、顔の下側が間延びして見えます。
こちらは、下まぶたにダークベージュのアイシャドウを塗った状態。上まぶたのアイシャドウはまったく同じなのに、下まぶたに暗い色を入れることで、目元の印象がはっきりして、引き締まって見えませんか?
 
  • 1
  • 2