2022春夏のビューティアワーズのノミネート製品は前回までの記事ですべてご紹介しましたが、ここでは2022年春夏のジャンルには収まりきれなかったものの、審査員のみなさんが「コンセプトや理念に共感する」「画期的研究内容に感動した」「新製品がすごかった」など、読者のみなさんにオススメしたいブランド・企業を掲載します! いままで知らなかったブランドはもちろん、すでに知っているブランドでも新たな魅力に気づけるかもしれませんよ。

 


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世界のクリーンビューティを牽引
AVEDA(アヴェダ)


1978年、アメリカ・ミネソタ州で創業したアヴェダは、植物科学とアーユルヴェーダを融合させたヘアケア、スキンケア、ボディケアアイテムを展開しています。創業時より動物実験は行わず、美容業界で最初に100%再生PETパッケージを採用するなど、サスティナブルな製品作りをモットーとしています。

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ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん
「気がつけば、化粧品業界でもSDGsの取り組みが問われるような流れがありますが、アヴェダはずっと以前から徹底して地球環境配慮をブランドの精神としていました。最近では100%ヴィーガンブランド宣言もしています。それでいて、製品フォーミュラもハイクオリティで妥協なし。香りもよく毎日のバスタイムが大充実! これからも使い続けたい素晴らしいブランドです」


ビューティエディター 村田由美子さん
「1978年のブランド創立時からミッションを掲げ、地球のために様々な角度からサステナビリティに一貫して取り組んでいる姿勢が素晴らしい。昨年はついに100%ヴィーガンを達成しましたが、900以上もの成分を調達段階からすべて見直すという作業は、時間も手間も相当かかるもの。さらに11月からは、使用済みの空容器をリサイクルにつなげるプログラムも世界でスタート。世界中のスタッフのひとりひとりが『自分たちは地球のためにあと何ができるのか』を考え、実行に移す姿勢にいつも学ばされます」



アルチザンの美の精神をコスメにも
HERMÈS(エルメス)


言わずと知れたフランス発のトップメゾン・エルメスから2020年3月、待望のビューティラインが誕生しました。製造プロセスに一貫してエルメスが関わることで、高い品質とデザイン性を兼ね備えたものづくりが可能に。

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©Joaquin Laguinge


ミモレコンセプトディレクター 大草直子さん
『美しさ、それはしぐさ』というメッセージ通り、うわべだけでない『美』の意味を教えてくれます。その人の佇まいやアトモスフィアを、メイクアップしてくれるブランド。とても優雅に、けれど本気で、サスティナブルを実現しているのも好き」


ビューティエディター 安倍佐和子さん
これぞ、エレガントの極み。ルージュにネイル、チークにハンドケアなど、誰がどんなシーンで手にしても、うっとりと仕草まで美しく変えてしまうオブジェとしての威力は、化粧品の概念を超えています。伝統に裏付けされたアートピース級の気高さに、心が洗われます」



皮膚が求める成分と創造性を融合
OSAJI(オサジ)


皮膚科学を重視し、植物との親和を目指して様々なコスメを開発するオサジ。皮膚の生理作用は精神とも密接に関わっていることから、容器の使いやすさやデザインの美しさも追求。日本の伝統色を基本として、日本人が心地よく感じるものを目指しています。

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ファッションエディター 発田美穂さん
スキンケアもメイクアップもヘアケアアイテムもやっているブランドは多いですが、どれもハイレベルで感度高い、というのは珍しい。色つきのベースは、私的ベストなツヤ肌になれるので、リピート買いしています。カラーアイテムの色名がロマンティックで、詩的なのも好きです。そして香りものの充実も見逃せないポイント。金木犀とか、ミモザとか、絶対に気になっちゃって、香りを試してみたくなるお花のチョイスが心憎い」


ビューティエディター&ライター 入江信子さん
「さりげなくて、肩の力が抜けているけれど、どこかあか抜けた雰囲気になるカラーアイテムが大好き。色や質感を見るたび、使うたび、『こういうのがセンスがいいって言うんだよなあ』と感嘆。ナチュラル成分でここまでの発色、仕上がりが叶う点にも、ブランドの努力を感じます」