2022年春ドラマは、オススメしたいドラマが盛りだくさん!
そのなかでも、恋愛観や結婚観を描く作品をピックアップして、見どころを解説していきます。


広瀬アリス・西野七瀬・飯豊まりえ
3ヒロインで挑む月10

『恋なんて、本気でやってどうするの?』

2022春ドラマは豊作の予感!恋愛観や結婚観をテーマにした注目作品と見どころは?_img0
(4月18日 22:00スタート/カンテレ・フジテレビ系)

近年のラブストーリーは、恋愛至上主義なヒロインが少ないですよね。“女性の幸せ=結婚”と考える人が、減ってきたからでしょうか。本作のヒロイン・桜沢純(広瀬アリス)も、「恋愛は、究極の無駄づかい!」と思っている恋愛不要女子。たしかに、仕事も趣味も充実していると、「あれ、恋愛しなくても楽しい……?」と感じる瞬間ってあります。

 

恋をするって、楽しいことばかりではないですよね。会わない時間があれば不安になるし、喧嘩をしてブルーな気分を引きずることだってある。本気で恋と向き合えば、それだけマイナスな面も出てきます。もっと、気楽に恋をしたいのに! と何度思ったことか……。

だからこそ、「恋なんて、本気でやってどうするの?」という問いかけが、痛いほど胸に突き刺さります。ただ、あいみょんの楽曲「ら、のはなし」の歌詞<ああ 余裕を持って人を/好きになれる人ってこの世にいるのかな>じゃないけれど、余裕がある恋なんて、恋って言えるの!? と思ってしまう自分もどこかにいたりして。

本作に登場する3人の女性たちは、全員が“本気の恋なんていらない”と思いながら生きているようです。恋愛経験ゼロの純は、「仕事も趣味も充実しているから、恋なんていらない」というポリシーを持っている。おそらく、恋愛が入る隙がないのですよね。早婚レス妻の清宮響子(西野七瀬)は、「情熱より、安定こそが幸せ」と考える超安定思考。愛され中毒のパパ活女子・真山アリサ(飯豊まりえ)は、「愛もお金ももらう側がいい」と考えており、こちらもかなり難ありな性格。

そんな彼女たちが、それぞれ運命の相手に出会い、“本気の恋”に落ちていく……? 朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)で、爽やかな好青年・雉真稔を演じていた松村北斗さんが、刹那恋愛主義の色男・長峰柊磨に扮する姿も、見どころのひとつ。「恋なんて、本気でやってどうするの?」と言っていた3人が、「本気でやらなきゃ、恋じゃないよね」と語る日が来るのでしょうか。ああ、スタートが待ちきれない!