生活管理で大失敗!やっぱ体が資本だわ

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その頃は学校やバイトの後、学校の友達と集まって過ごすのが楽しくて仕方なかった、というリュウ太くん。趣味のバイクや車について遅くまで語り合い、家に帰ってくるのは朝方ということもしばしばでした。さらにバイトも体力を使う仕事だったので、毎日ヘトヘト……。学校の授業が受けられなかったのも無理はありませんよね。

 

それにしても、なぜそこまで詰め込んでしまったのでしょう? これには、発達障害がある子によくみられる「ある特性」がありました。

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こうして卒業までの5ヶ月間、授業と補習に集中することに。心を入れ替えて取り組んだ結果、無事に卒業できることになったのでした。

座ったままのデスクワークでさえ、一日働けば誰だって疲れるもの。監修・解説をつとめた石井京子さんは、本人と周囲、両方の注意が必要だといいます。

「発達障害がある人の体質は、感覚を処理する脳機能の問題であり、本人にはどうしようもない面が。周囲の人は、本人に疲れが見えていたら、「疲れてない?」などと声をかけてあげましょう」。